抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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空き缶サイズの超小型の衛星である缶サットは,火薬ロケットや係留気球によって上空に打ち上げられた後,パラシュートで減速しながら降下し,搭載されているセンサ等で測定や制御および通信などを行うためのものである。本研究では,ローバー型缶サットを開発し,安全な着地に必要なパラシュート制御および,目的地までの自動走向制御の実証試験を行った。これらの制御技術が機能すれば,例えば,より高所の成層圏などから地上までを降下しながら,自動観測を行う小型観測装置の開発に活かすことができる。本稿では,ローバー型缶サットの開発にマイコンボードRaspberry Pi2を用いたことに触れた後,開発した缶サットの概要を説明し,高所からの降下中に行う3つの制御システム(パラシュートの2段階開放と切り離し制御システム,および,目的地への自動走向制御システム)について説明した。