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J-GLOBAL ID：201602230041908662   整理番号：16A0495032

養液栽培における日蘭トマトの生育特性,果実収量・品質の品種間差異

著者 (6件)： 中野明正 (農研機構) ,  島本桂介 (茨城県農業総合セ) ,  ZHAO Tiejun (農研機構) ,  有井雅幸 (デザイナーフーズ) ,  AHN Dong-Hyuk (農研機構) ,  東出忠桐 (農研機構)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 91  号： 6  ページ： 601-607  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 養液栽培(ロックウール培地)で日本品種3(桃太郎ヨーク,りんか409,ぜいたくトマト)とオランダ品種2(富丸ムーチョ,エンデバー)の生育特性や果実収量・品質(糖度,抗酸化能,ビタミンC,リコペン等)の違いを評価した。オランダ品種の節間長・草丈は日本品種に比べ優位に長く,葉は日本品種は下垂,オランダ品種は立性であった。果実収量,株当たり果実数はオランダ品種で多かった。果実糖度は日本品種が高く,その他の品質も日本品種(特にぜいたくトマト)が高い傾向にあった。A品率はオランダ品種(特にエンデバー)で優れる傾向であった。また,定植112日後の株の破壊調査を行い,葉,茎,果実の乾物重を測定して果実配分率を算出した。これらの結果について考察する。

シソーラス用語： *トマト ,  *品種差 ,  作物収量 ,  品質 ,  *養液栽培 ,  糖度 ,  性質 ,  栽培品種 ,  植物成長 ,  日本 ,  オランダ王国
準シソーラス用語： ロックウール栽培 ,  果実収量 ,  果実品質 ,  抗酸化能 ,  生育特性

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (15件)：

• 安藤 聡・中野明正・金子壮・坂口(横山)林 香・東出忠桐・畠中 誠・木村 哲(2015):日蘭トマト品種の果実成分と収量性.野菜茶研研報 14:31-38.
• Higashide, T., K. Yasuba, K. Suzuki, A. Nakano and H. Ohmori (2012): Yield of Japanese Tomato Cultivars Has Been Hampered by a Breeding Focus on Flavor. HortScience 47(10): 1408-1411.
• Higashide, T. and E. Heuvelink (2009): Physiological and morphological changes over the past 50 years in yield components in tomato. J. Amer. Soc. Hort. Sci. 134: 460-465.
• Ito, H. (2014): New Ways to Evaluate the Quality of Vegetables Using Instruments. Japan Agricultural Research Quarterly 48(2): 111-120.
• Marta, M.C., D. Dado and G Santa-María( 2007): Influence of extraction with ethanol or ethyl acetate on the yield of lycopene, β-carotene, phytoene and phytofluene from tomato peel powder. European Food Research and Technology 224(5): 567-571.

タイトルに関連する用語 (5件)： 養液栽培 ,  トマト ,  生育特性 ,  果実収量 ,  品種間差異