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J-GLOBAL ID：201602264917218633   整理番号：16A0704009

膜輸送体の共有分子機構

Shared Molecular Mechanisms of Membrane Transporters

著者 (2件)： DREW David (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  BOUDKER Olga (Weill Cornell Medical Coll., NY)
資料名： Annual Review of Biochemistry  (Annual Review of Biochemistry)
巻： 85  ページ： 543-572  発行年： 2016年 
JST資料番号： A0490A  ISSN： 0066-4154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン,栄養素,シグナル伝達分子や薬剤のような溶質の細胞での受動/能動輸送を媒介する膜輸送体の交互アクセスモデルは共通輸送機構として50年前に提唱され,基質の細胞外からの移入や結合による輸送体の立体配座変化が結晶構造より解明されている。選択的基質アクセス機構,輸送時のロッカー-スイッチモデル,ロッキング-バンドルモデル,エレベーターモデルに関する知見を総括した。細胞外基質のアクセスによる細胞内に向う出口では輸送体は内向き構造に変化して基質の細胞内移入を誘導するが(V型-A型),複数の基質認識や機能を持つ異なるファミリーに属する輸送体の結晶構造の解明やシミュレーションにより,輸送体による基質移入の経路がより明確になった。特に哺乳類起源の多くの輸送体活性は外因性因子により精巧に調節されており,アロステリック修飾因子と複合体を形成した膜蛋白質の高解像度構造を獲得する必要がある。GLUT1及び3,LacY,XylE,PnuC,SWEETなどの膜貫通輸送体の基質との相互作用や立体配座変化などの具体例を提示した。

シソーラス用語： *膜貫通タンパク質 ,  分子モデル ,  配座転移 ,  計算機シミュレーション ,  分子認識 ,  結晶構造解析 ,  *生体輸送 ,  生化学系モデル ,  分子ドッキングシミュレーション ,  *膜輸送タンパク質 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *膜輸送体

分類 (1件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 膜輸送体 ,  共有 ,  分子機構