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J-GLOBAL ID：201602278686863477   整理番号：16A0508265

水不溶性多糖類の構造変化に関する結合水の役割

Role of bound water on structural change of water insoluble polysaccharides

著者 (3件)： Hatakeyama Tatsuko (Lignocel Research Co. Ltd, 73-8, Yatsumata, Fukui 910-3558, Japan) ,  Iijima Mika (Faculty of Education, Nagasaki University, 1-14, Bunkyo-machi, Nagasaki, 852-852, Japan) ,  Hatakeyama Hyoe (Graduate School of Engineering, Fukui University of Technology, 3-6-1 Gakuen, Fukui 910-8505, Japan)
資料名： Food Hydrocolloids  (Food Hydrocolloids)
巻： 53  ページ： 62-68  発行年： 2016年02月 
JST資料番号： E0877B  ISSN： 0268-005X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多糖類の機能性の観点で,水分子は決定的な役割を果たす。2種類の結合水,即ち氷結水と不凍水は親水性ポリマーによって拘束される水の相転移に基づいて分類されてきた。本検討で,2種類の水不溶性多糖類であるセルロースとカードランの構造変化に伴う結合水の変換について調査した。結合水がセルロースとカードランの可逆的および不可逆的構造変化に関与することが判明した。結合水は天然セルロースの可逆的構造変化に寄与し,その機械特性は水が存在すると向上する。非晶質セルロースの水誘発結晶化において,結合水は分子的分子鎖から放逐され,結晶域が不可逆的に確立される。カードランのゲル化構造が可逆的状態から不可逆状態へと変化する際,凍結結合水の不凍水への変換が観察された。上記工程に関与する結合水の定量化をセルロースとカードランによって拘束される氷の融解エンタルピーに基づいて解説する。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 結合水 ,  不溶性 ,  氷結 ,  機能性高分子 ,  *セルロース ,  多糖類 ,  *グルカン ,  融解熱 ,  結晶構造 ,  食品工業 ,  生体高分子 ,  *カードラン ,  不凍水 ,  親水性高分子
準シソーラス用語： 親水性ポリマ ,  融解エンタルピー

著者キーワード (6件)： Cellulose ,  Curdlan ,  DSC ,  Bound water ,  Crystallization ,  Gelation

分類 (2件)： 澱粉以外の多糖類  (FJ05040H) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水不溶 ,  多糖類 ,  結合水 ,  役割