特許

J-GLOBAL ID：201603003932711222

オルニチン高蓄積酵母及びその取得方法並びに当該酵母を用いた酒類その他の食品の製造方法

発明者： 大橋 正孝 ,  高木 博史 ,  渡辺 大輔
出願人/特許権者： 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2015-020780
公開番号（公開出願番号）：特開2016-140335
出願日： 2015年02月05日
公開日（公表日）： 2016年08月08日
要約：

【課題】肝臓の働きを助けるオルニチンを親株より多く細胞内に蓄積できるオルニチン高蓄積酵母及びその選抜方法を提供する。さらに当該オルニチン高蓄積酵母を用いて、オルニチンを多く含む酒類及び飲食品の製造方法を提供する。 【解決手段】サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に属する酵母を変異処理し、アゼチジン-2-カルボン酸を含有する選択培地で生育する菌株から、親株よりもプロリンを多く蓄積することができる酵母を選択し、さらに親株よりもエタノール耐性を有する酵母を選択した菌株から、前記親株より多くオルニチンを生産することができる酵母を選択分離し、その酵母を用いてオルニチンを多く含む新たな酒類及び飲食品を製造する。 【選択図】図3

請求項（抜粋）：

サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に属する酵母を変異処理し、アゼチジン-2-カルボン酸を含有する選択培地で生育する菌株から、親株よりもプロリンを多く蓄積することができる酵母を選択し、さらに親株よりもエタノール耐性を有する酵母を選択した菌株から、前記親株より多くオルニチンを生産することができる酵母を選択分離することを特徴とするオルニチンを高蓄積し、かつエタノール耐性を有する酵母の育種方法。

IPC (3件)：

C12N 1/16 ,  A23L 33/10 ,  C12G 3/02

FI (3件)：

C12N1/16 ,  A23L1/30 Z ,  C12G3/02 119G

Fターム (16件)：

4B018LB01 ,  4B018LB04 ,  4B018LB10 ,  4B018LE06 ,  4B018MD81 ,  4B018MD91 ,  4B018MD93 ,  4B018ME02 ,  4B018ME14 ,  4B065AA80X ,  4B065AC11 ,  4B065AC16 ,  4B065BA18 ,  4B065BA25 ,  4B065CA42 ,  4B115CN43

引用特許：

審査官引用 (3件)

• プロリン蓄積型形質転換酵母とその作成方法及び該酵母を用いた清酒の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-251466   出願人：福井県
• プロリン蓄積型形質転換酵母とその作出方法及び該酵母の利用方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2005-246916   出願人：福井県
• L-グルタミン酸系アミノ酸生産微生物及びアミノ酸の製造法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2007-065367   出願人：味の素株式会社

引用文献：

審査官引用 (2件)

• Enhancement of Ornithine Production in Proline-Supplemented Corynebacterium glutamicum by Ornithine
• 製パンプロセスにおけるパン酵母のストレス耐性:プロリン・アルギニン代謝と育種への応用