特許
J-GLOBAL ID:201603007670321547

生物学的窒素除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 近藤 利英子 ,  菅野 重慶 ,  岡田 薫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-210504
公開番号(公開出願番号):特開2016-077954
出願日: 2014年10月15日
公開日(公表日): 2016年05月16日
要約:
【課題】アンモニア性窒素含有廃水中に、アナモックス菌による嫌気的アンモニア酸化反応の阻害物質が含有されている場合に、簡便な方法で阻害物質を除去することで、より安定な、アナモックス菌を用いて脱窒する生物学的窒素除去方法の提供。【解決手段】アナモックス菌による嫌気的アンモニア酸化反応を阻害する物質を含むアンモニア性窒素含有廃水を処理する生物学的窒素除去方法において、アンモニア性窒素含有廃水をアンモニア酸化細菌と接触させてアンモニア性窒素の一部を亜硝酸性窒素に酸化する亜硝酸化工程で、槽内に、担体表面積あたりの生物汚泥量が1.6〜8.0g-VSS/m2である固定床又は流動床を有する亜硝酸化槽を用い、該亜硝酸化槽内で、アンモニア性窒素を亜硝酸性窒素に酸化するとともに、担体に保持された生物汚泥によって阻害物質を除去する生物学的窒素除去方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
独立栄養性脱窒微生物による嫌気的アンモニア酸化反応を阻害する、少なくとも、重金属類、フェノール類、チオシアン類又はシアン類のいずれかの物質を含むアンモニア性窒素含有廃水を処理する生物学的窒素除去方法であって、 独立栄養性脱窒微生物に接触させて嫌気的アンモニア酸化反応による脱窒を行う脱窒工程の前に設ける、アンモニア性窒素含有廃水をアンモニア酸化細菌と接触させてアンモニア性窒素の一部を亜硝酸性窒素に酸化する亜硝酸化工程で、槽内に、担体表面積あたりの生物汚泥量が1.6〜8.0g-VSS/m2である固定床又は流動床を有する亜硝酸化槽を用い、該亜硝酸化槽内で、アンモニア性窒素を亜硝酸性窒素に酸化するとともに、上記担体に保持された生物汚泥によって上記阻害物質を除去して、上記槽内の阻害物質を嫌気的アンモニア酸化反応が失活しない程度まで低減することを特徴とする生物学的窒素除去方法。
IPC (2件):
C02F 3/34 ,  C02F 3/10
FI (4件):
C02F3/34 101A ,  C02F3/34 101D ,  C02F3/34 101C ,  C02F3/10 Z
Fターム (13件):
4D003AA01 ,  4D003AA12 ,  4D003AB02 ,  4D003CA08 ,  4D003EA19 ,  4D003EA30 ,  4D003FA02 ,  4D003FA05 ,  4D040BB02 ,  4D040BB42 ,  4D040BB52 ,  4D040BB82 ,  4D040BB91
引用特許:
審査官引用 (11件)
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