特許
J-GLOBAL ID:201603011508921619

クリーンなDL-メチオニンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人YKI国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-528838
特許番号:特許第6026663号
出願日: 2013年01月06日
請求項(抜粋):
【請求項1】 下記のステップを含むクリーンなDL-メチオニン製造方法: (1)3-メチルチオプロパナール、KCN溶液、NH4HCO3溶液を原料として、徐々に昇温したパイプ型反応器において連続的に反応させて5-(β-メチルチオエチル)ヒダントイン反応液を製造するステップ; (2)前記の5-(β-メチルチオエチル)ヒダントイン反応液を減圧してNH3とCO2を分離し、別のパイプ型反応器へ送って分解鹸化反応させて鹸化反応液を得るステップ; (3)前記鹸化反応液の脱着法での分解鹸化反応を行う間に発生したNH3とCO2を分離して、DL-メチオニンカリウムの溶液を得るステップ; (4)ステップ(2)およびステップ(3)から分離されたNH3とCO2に水をスプレーして吸収させることにより、NH4HCO3溶液を得て、ステップ(1)に記載する5-(β-メチルチオエチル)ヒダントインの製造原料とするステップ; (5)ステップ(3)で得られたDL-メチオニンカリウムの溶液を冷却して、有機溶媒によって連続向流抽出を行い;連続向流抽出の有機溶媒層を蒸留し、蒸留によって回収した有機溶媒を連続向流抽出工程に再利用し、蒸留後の残液を廃液として処理するステップ; (6)ステップ(5)の連続向流抽出の水層を連続結晶化装置へ供給しながら、連続結晶化装置にCO2ガスを導入して酸性化させ、連続結晶化装置における反応液のpH値を6〜9にせしめ、結晶化混合液を得るステップ; (7)結晶化混合液を固液分離して、粗製DL-メチオニンと結晶化母液を得て;粗製DL-メチオニンを水で洗浄し固液分離して、DL-メチオニンのフィルタケーキと洗浄ろ液を得るステップ; (8)DL-メチオニンのフィルタケーキを不活性ガスの保護下で乾燥させて、DL-メチオニン製品を得るステップ; (9)ステップ(7)の結晶化母液と洗浄ろ液をあわせて分解塔に供給して、その中のKHCO3を完全に分解してK2CO3に変化させると同時に、CO2を放出し;放出されたCO2を圧縮後、ステップ(6)の連続結晶化装置へ供給して酸性化晶析工程に利用するステップ; (10)ステップ(9)で得られたK2CO3を含む母液によってHCNガスを吸収させ、KCN溶液を製造し、その上で、得られたKCN溶液をステップ(1)に記載する5-(β-メチルチオエチル)ヒダントインの製造原料とするステップ。
IPC (3件):
C07C 319/20 ( 200 6.01) ,  C07C 319/28 ( 200 6.01) ,  C07C 323/58 ( 200 6.01)
FI (3件):
C07C 319/20 ,  C07C 319/28 ,  C07C 323/58
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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