特許
J-GLOBAL ID:201603013092950498

斜面崩壊予測方法及び斜面崩壊予測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-203340
公開番号(公開出願番号):特開2015-232537
出願日: 2014年10月01日
公開日(公表日): 2015年12月24日
要約:
【課題】各対象地点において発生する斜面崩壊を正確に予測することができる斜面崩壊予測方法及び斜面崩壊予測装置を提供する。【解決手段】半減期をパラメータとする実効雨量の現時点までの時系列値を、対象地点の過去の降雨イベントの降雨量データを用いて算出し、長半減期、短半減期をパラメータとする第1及び第2実効雨量をX軸、Y軸とするXY座標平面に、第1実効雨量の時系列値の最大値を通りY軸と平行な第1境界線、第2実効雨量の時系列値の最大値を通りX軸と平行な第2境界線を設定して判定用XY座標平面を作成する。次に予測対象降雨イベントの降雨量データから、長半減期、短半減期をパラメータとする第3及び第4実効雨量の時系列値を、予測対象降雨イベントの進行と共に順次算出し、同じ時刻における第3実効雨量及び第4実効雨量の時系列値をX値、Y値とする測定点が、判定用XY座標平面において第1境界線を超えた領域、又は第2境界線を超える領域に位置するときに斜面崩壊が発生する可能性があると判定する。【選択図】図9
請求項(抜粋):
対象地点における降雨イベントによる斜面崩壊の発生を予測する斜面崩壊予測方法であって、 a) ある時刻における蓄積雨量が半減するまでの時間である半減期をパラメータとして、過去の降雨イベントが前記蓄積雨量に及ぼす影響の持続性を表した雨量指標である実効雨量の現時点までの時系列値を、前記対象地点の過去の降雨イベントの降雨量データを用い、所定の長半減期及び該長半減期より短い短半減期についてそれぞれ算出し、 b) 前記長半減期をパラメータとする第1実効雨量をX軸、前記短半減期をパラメータとする第2実効雨量をY軸とするXY座標平面に、前記第1実効雨量の時系列値の最大値を通り前記Y軸と平行な第1境界線及び前記第2実効雨量の時系列値の最大値を通り前記X軸と平行な第2境界線を設定して判定用XY座標平面を作成し、 c) 斜面崩壊発生の予測対象となる降雨イベントの降雨量データから、前記長半減期をパラメータとする第3実効雨量の時系列値及び前記短半減期をパラメータとする第4実効雨量の時系列値を、前記予測対象降雨イベントの進行と共に順次算出し、 d) 同じ時刻における前記第3実効雨量の時系列値及び前記第4実効雨量の時系列値をそれぞれX値、Y値とする点を測定点としたとき、該測定点が、前記判定用XY座標平面において前記第1境界線を超える領域に位置するとき、又は前記第2境界線を超える領域に位置するときに斜面崩壊が発生する可能性があると判定することを特徴とする斜面崩壊予測方法。
IPC (1件):
G01W 1/00
FI (1件):
G01W1/00 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
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