抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,部屋のWi-FiモデルとBLEモデルを用いて,ビーコンの電池切れや故障,ビーコンの移動などの不具合を検出する。屋内位置推定や部屋認識,公共施設のナビゲーションアプリに利用されるなど様々な用途でBLEビーコンが使用されている。しかし,居室情報にビーコンを使用する場合,各部屋に1個または複数個設置する必要があり管理者が各部屋に設置されたビーコンを一括して管理するのは困難であると考えられる。提案手法では,Wi-FiモデルとBLEモデルを含めた部屋モデルを作成し,部屋に入室した時にその部屋のWi-FiとBLEの情報を観測し,それぞれのモデルと比較しビーコンの不具合を検出する。部屋推定精度及びビーコン不具合検出実験を行い,離れている部屋では部屋推定は90%以上の精度で正解した。しかし,隣同士の部屋では,近くにあるビーコンの電波に影響され推定結果に差が見られた。また同じWi-Fi基地局が検出できる環境では別の部屋と推定される可能性がある。不具合検出では電池切れなどの故障は検出できた。また移動に関しても部屋推定の結果から検出できた。(著者抄録)