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J-GLOBAL ID：201702216759193813   整理番号：17A0134480

MALDIマトリックスとしてアルキル化トリヒドロキシアセトフェノン(ATHAP)を用いた膜蛋白質分析

Membrane Protein Analyses Using Alkylated Trihydroxyacetophenone (ATHAP) as a MALDI Matrix

著者 (4件)： FUKUYAMA Yuko (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN) ,  NAKAJIMA Chihiro (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN) ,  IZUMI Shunsuke (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  TANAKA Koichi (Shimadzu Corp., Kyoto, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 88  号： 3  ページ： 1688-1695  発行年： 2016年02月02日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MALDI-MSは,蛋白質の構造解析に有用な技術であるが,α-シアノ-4-ヒドロキシ桂皮酸(CHCA)等の,従来から用いられているマトリックスは,疎水性の膜蛋白質の分析には適さない。本研究では,疎水性ペプチドのMALDI-MS用に開発されたアルキル化トリヒドロキシアセトフェノン(ATHAP)をマトリックスとして用いて,膜貫通蛋白質であるバクテリオロドプシン(BR)の質量分析を行った。結果として,インタクトなBR,およびBRのトリプシンによる分解ペプチドの双方で,従来のCHCA等のマトリックスに比べ,ATHAPを用いた場合に,明確な質量スペクトルが得られることが示された。さらに,このマトリックスを用い,E-カドヘリン等の他の4種の膜蛋白質のMALDI-MSを行い,この方法の有用性を確認した。

シソーラス用語： *膜タンパク質 ,  分析 ,  *MALDI-MS ,  *マトリックス【母体】 ,  膜貫通タンパク質 ,  バクテリオロドプシン ,  疎水性 ,  タンパク質分解 ,  E-カドヘリン ,  FGF受容体 ,  チロシンキナーゼ ,  細胞接着分子 ,  サイトカイン受容体 ,  癌タンパク質 ,  トリプシン分解 ,  蛋白質分析 ,  上皮細胞接着分子 ,  FGF受容体4 ,  ErbB-2受容体
準シソーラス用語： Ep-CAM ,  FGFR4 ,  HER2

分類 (2件)： 有機物質の物理分析一般  (CC03031B) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (2件)： 1-(2,4,6-トリヒドロキシフェニル)オクタン-1-オン ,  α-シアノ-4-ヒドロキシけい皮酸

タイトルに関連する用語 (4件)： マトリックス ,  アルキル化 ,  膜蛋白質 ,  分析