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J-GLOBAL ID：201702238343718886   整理番号：17A0717450

「ロボットは東大に入れるか」という企て[世界史マーク模試]6 世界史:自然言語処理モジュールの組合せによる,マーク式問題の自動解答

著者 (4件)： 星野力 (日本ユニシス) ,  宮下洋 (日本ユニシス) ,  石井愛 (日本ユニシス) ,  小林実央 (日本ユニシス)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 58  号： 7  ページ： 609-610  発行年： 2017年06月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「ロボットは東大に入れるか」のセンター世界史ソルバーでは試験問題の約7割を占める正・誤文選択問題に対し,1)選択肢の質問応答への変換と正誤判断,2)文に含まれる固有表現同士の相関の計算,3)構文木を使った教科書との比較によって解答を作成している。本論文では,教科書やWikipediaの本文など本ソルバーが利用する知識源と,1)~3)の手法を解説した。まず,過去問と模試の観察によって正・誤文選択問題の99%以上において,正文に含まれるすべての固有表現が知識源の同一段落中に現れることを確かめた。また,誤文の約77%は正文に含まれる固有表現の1つを別のものに入れ替え,残りの23%は動詞を入れ替えたものが多いことから,1)~3)の結果を組み合わせて最終的な解答とした。2016年6月の進研マーク模試は得点76点で偏差値66.3,2015年6月の進研マーク模試は得点76点,偏差値66.5と安定しており,手法の組合せによって65%から83%まで精度が向上した。さらに,世界史の問題に出現する固有表現の辞書,同義語・類義語辞書,上位下位関係の語の辞書を手動で整備して15%の精度を向上させた。

シソーラス用語： 試験 ,  大学 ,  *英語 ,  プロジェクト ,  *知能ロボット ,  評価試験 ,  *機械学習 ,  標準偏差 ,  *自然言語処理 ,  歴史 ,  自動化 ,  問題解決 ,  電子辞書 ,  選択問題 ,  情報源 ,  精度 ,  同義語 ,  辞書
準シソーラス用語： Wikipedia ,  世界史 ,  東大入試 ,  入試試験 ,  標準偏差値 ,  類義語

分類 (3件)： 情報加工一般  (AC05010A) ,  人工知能  (JE08000Z) ,  自然語処理  (JE06000L)

引用文献 (2件)：

• 宮下 洋,石井 愛,小林実央,星野 力:センター試験『世界史B』文の正誤判定問題ソルバー,言語処理学会第22回年次大会,発表論文集(2016).
• Kobayashi, M., Miyashita, H., Ishii, A. and Hoshino, C.: NUL System at QA Lab-2 task, In NTCIR-12 (2016).

タイトルに関連する用語 (9件)： ロボット ,  東大 ,  世界 ,  マーク ,  自然言語処理 ,  モジュール ,  組合せ ,  問題 ,  解答