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J-GLOBAL ID:201702245369040980   整理番号:17A1279370

「民営鉄道の技術・ノウハウ」回生失効対策としての上下線一括き電方式

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巻: 104  号: 10  ページ: 22-25  発行年: 2017年10月05日 
JST資料番号: F0136A  ISSN: 0386-5576  CODEN: DZAOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本特集は,日本の民営鉄道の電機分野の先進技術を紹介することを目的とし,本章では,阪急電鉄における電力回生技術について紹介する。回生電力の有効活用は,鉄道省エネ化のための重要課題である。回生ブレーキで発生する電力は,車内の照明や空調用に消費され,余剰分は電車線に供給され電圧を上昇させる。電車線には変電所から1,600Vで送電されているが,電車線の電圧が1,600Vを超えると回生ブレーキの使用割合を減らす。これを回生絞り込みという。さらに上昇して1,800Vを超えると,回生ブレーキの使用を全面停止させ機械ブレーキに切り替える。これを回生失効といい,これらと送電ロスを合わせて余剰回生電力という。き電方式には,上下線を集約した一括き電方式と,分割した分割き電方式があるが,前者の方が電気抵抗が小さく,上下線の列車間で電力を融通できるため効率がよく,阪神電車では一括き電方式を採用している。京都線で調査したところ,列車間で電力融通が効果的に機能していることを確認した。しかし,1,600Vを超える状況もたびたび発生しているため,その頻度が高い区間には駅舎補助電源装置を導入し,さらなる有効利用を図っている。
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分類 (2件):
分類
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屋内配電・電源設備  ,  エネルギー変換装置 
タイトルに関連する用語 (4件):
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