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J-GLOBAL ID：201702247535085348   整理番号：17A1080200

超短パルスレーザーピーンフォーミングによる薄板曲げにおける曲率半径の微小化

Reduction of Radius of Curvature in Thin-Sheet-Metal Bending by Ultrashort-Pulsed Laser Peen Forming

著者 (3件)： 鷺坂芳弘 (静岡県工業技術研究所,浜松工業技術支援センター) ,  山下清光 (静岡県工業技術研究所,浜松工業技術支援センター) ,  植田浩安 (静岡県工業技術研究所,浜松工業技術支援センター)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 58  号： 679  ページ： 675-680(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,超短パルスレーザーの誘起衝撃波を利用したレ-ザーピーンフォーミング(LPF)という板材成形法を提案し,これを薄板曲げに応用して,微細部品の成形を試みてきた。本法は,ダイレス非接触の逐次成形で多品種少量生産に強く,スプリングバックの影響が小さいため薄板に適するなどの特徴がある。本稿では,純チタンの薄板曲げについて走査速度と走査経路による変形効率の変化を調査し,走査方法の改善による効率向上と曲率半径の微小化の可能性を検討した。その結果,以下のことが明らかになった。1)ピコ秒レーザーでは材料によって走査速度に対する挙動が異なったが,フェムト秒レーザーでは高発振周波数,高走査速度によって変形効率が向上した。2)フェムト秒レーザーでは,長手方向にオーバーラップを増やしても効率低下は小さく,曲率半径を小さくするには走査ピッチを小さくするのが有効である。3)照射面の表面性状は,走査速度を上げて走査ピッチを小さくしていくと,溝が掘られた状態から比較的平坦で良好な状態を経て極端な凹凸を持つ表面へと変化する。

シソーラス用語： *超短パルスレーザ ,  *薄板 ,  *曲げ加工 ,  衝撃波 ,  板 ,  多種少量生産 ,  スプリングバック ,  走査 ,  効率化 ,  パルスレーザ ,  *フェムト秒レーザ
準シソーラス用語： *ピコ秒レーザ ,  曲率半径 ,  純チタン ,  走査速度 ,  発振周波数

著者キーワード (8件)： bending ,  incremental forming ,  forming property ,  laser peen forming ,  ultrashort-pulsed laser ,  laser-induced shock wave ,  scanning velocity ,  bending efficiency.

分類 (1件)： 特殊加工  (QC04000Y)

引用文献 (13件)：

• 1) Ostendorf, A.:The Rev. Laser Eng., 30-5 (2002), 221-225.
• 2) Sagisaka, Y.:J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 56-648 (2015), 3-7.
• 3) Sagisaka, Y., Kamiya, M., Matsuda, M. & Ohta, Y.:J. Mater. Process. Technol., 210 (2010), 2304-2309.
• 4) Sagisaka, Y., Yamashita, K., Yanagihara, W. & Ueta, H.:J. Mater. Process. Technol., 219 (2015), 230-235.
• 5) Sagisaka, Y., Kamiya, M., Matsuda, M. & Ohta, Y.:J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 53-612 (2012), 59-63.

タイトルに関連する用語 (4件)： 短パルスレーザー ,  板曲げ ,  曲率半径 ,  微小