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J-GLOBAL ID：201702251058145369   整理番号：17A0112480

ダイズの生産段階における子実中カドミウム濃度の低減技術

著者 (1件)： 三浦憲蔵 (農研機構 東北農業研究セ)
資料名： 土づくりとエコ農業
巻： 49  号： 1  ページ： 45-50  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： Z0699A  ISSN： 2186-568X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現地A圃場の試験から,うね内部分施用の幅・深さの最適条件を定めたが,この条件の妥当性と苦土石灰の適切な施用量を明らかにするとともに,低吸収性品種との組み合わせによる低減効果を解明するため,土壌中カドミウム濃度が現地A圃場と比べて高い圃場で試験を行った。現地B圃場(灰色低地土)は,日本の非汚染水田の土壌中平均カドミウム濃度の約5倍であった。現地B圃場でうね内部分施用における苦土石灰量を現地A圃場と同様に全面施用の38%とした場合,試験1年目に目標pH6.5と6.2の両方で土壌pHは高まりにくく,子実中カドミウム濃度は全面施用と比べてやや高くなった。

シソーラス用語： *ダイズ ,  重金属汚染 ,  *カドミウム ,  子実体 ,  種子 ,  栽培 ,  石灰肥料 ,  *汚染防止 ,  うね立て ,  *栽培管理 ,  カドミウム汚染 ,  子実 ,  苦土石灰 ,  環境汚染
準シソーラス用語： 作物栽培 ,  *汚染低減

分類 (2件)： 豆類  (FC03035U) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (5件)：

• Miura K. et al. (2016) Effect of liming using a partial mixing technique on reductions in the seed cadmium levels for soybeans (Glycine max (L.) Merr.) under field conditions. Soil Sci. Plant Nutr., 62, 201-211.
• 中村卓司ら(2011)品種,土壌pH矯正および耕種条件がダイズ子実カドミウム含有率におよぼす影響.土肥誌,82,105-113.
• 農林水産省(2016)大豆関連データ集. http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/d_data/index.html
• 農林水産省(2016)食品中のカドミウムに関する情報. http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_cd/index.html
• 屋代幹夫ら(2009)化学肥料を大幅に削減できる露地野菜向け「うね内部分施用技術」の開発.農林水産技術研究ジャーナル,32(3),38-41.

タイトルに関連する用語 (4件)： ダイズ ,  段階 ,  子実 ,  カドミウム