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J-GLOBAL ID:201702259439846669   整理番号:17A1478324

日本におけるイネの生産と品質に対する移植日の変更による気候変動への順応効果の大規模な評価

Large-scale evaluation of the effects of adaptation to climate change by shifting transplanting date on rice production and quality in Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 156-173(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,気候変動によるイネの収量と品質への計画的な気温上昇の影響,および順応の尺度としての移植日の変更の効果について日本中で調べた。イネの品質としては,出穂後20日以内の積算温度として計算した,高温による1等米の減少率に関係する暑熱ストレス指数であるHD_m26を採用した。その影響を調べるために,過程に基づいたイネの成長モデルを用いた。モデルでは1981~2100年までの間と,移植日を標準値から-70日~+70日までを7日間間隔でシフトして調べた。推定収量は,HD_m26の値に従って程度の異なる品質低下リスクを持つ3群に分類できた。品質の劣化リスクのある生産物の比率は気温の上昇につれて増加するようであったが,最近の移植日と比較して,全国的な全生産量は気候変動の多くのシナリオでわずかに増加すると推定された。収量と品質の両方を考慮しながら最適の移植日を選ぶことによって,全生産量を維持しつつ,この気温の上昇リスクの回避は可能なようであった。しかしある地域では収量が大幅に減少したので,日本における最近のコメ生産地域は,気温上昇によって適切地域と不適切地域に分かれるようになったことを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物に対する影響  ,  稲作 
引用文献 (51件):

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