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J-GLOBAL ID：201702259843909871   整理番号：17A1944256

竹の統合バイオリファイナリーに向けて

Development of the integrated bio-refinery technology for bamboo utilization

著者 (4件)： 堤祐司 (九大) ,  藤田弘毅 (九大) ,  河野陽平 (九大) ,  亀井一郎 (宮崎大 農)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 24  号： 4  ページ： 168-174  発行年： 2017年12月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 持続再生産可能なリグノセルロース資源のなかで,竹は樹木よりも高い成長力,および我が国に広く分布しているという利点があり,バイオリファイナリーの技術開発が各方面で積極的に行われている。本稿では,竹の有効活用技術の開発を目指すコンソーシアム,「バンブーリファイナリー九州」の取り組みを紹介した。パイロットプラントスケールで行ったタケのソーダパルプ化と,低分子化リグニンの抗がん活性物質などの生理活性物質としての利用について述べた。またソーダ蒸解の別法として,アルコール・バイサルファイト法をタケに適用した。タケ/ポリエチレングリコール・バイサルファイト液化物の調製とその利用法の開発,さらに,遺伝子改変担子菌によるヘミセルロースからの有価物生産について紹介した。

シソーラス用語： *竹類 ,  *バイオテクノロジー ,  持続可能な開発 ,  *リグノセルロース ,  組織 ,  技術協力 ,  アルカリ蒸解 ,  *リグニン ,  抗腫瘍薬 ,  生物活性 ,  亜硫酸水素塩 ,  アルコール ,  ポリエチレンオキシド ,  液化 ,  担子菌類 ,  ヘミセルロース
準シソーラス用語： コンソーシアム ,  バイオリファイナリー

分類 (1件)： 木材化学  (FF05040V)

引用文献 (10件)：

• 坂井克己,紙パ技協誌,48,1003-1012,(1994).
• Kuroda K., Mun S. P., Sakai. K., J. Anal. Appl. Pyrolysis., 31, 239-247 (1995).
• Ueno T., Geng X. L., Ashitani T., Oyadomari M., Sakai K., Mokuzai Gakkaishi, 47, 260-266 (2001).
• Ueno T., T. Ashitani, U. Tateishi, Y. Kurimoto, K. Fujita, K. Sakai., Mokuzai Kogyo, 62, 358-363 (2007).
• Lin J., Kubo S., Yamada T., Koda K., Uraki Y., Bioresources, 7, 5634-5646 (2012).

タイトルに関連する用語 (3件)： 竹 ,  統合 ,  バイオリファイナリー