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J-GLOBAL ID:201702265188951184   整理番号:17A0932484

交信攪乱法-チョウ目以外の害虫における進展と展望-

Mating Disruption: Progress and Perspective for Application to Non-lepidopteran Insects
著者 (4件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 63-71(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0918A  ISSN: 0021-4914  CODEN: NIPTAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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交信攪乱法は,合成フェロモン処理によって害虫同種間の化学情報交信を阻害し,その繁殖を抑えようとする害虫防除技術である。本稿では,甲虫類とコナカイガラムシ類を対象とした交信攪乱法に関する研究事例をそれぞれ二つずつ紹介し,これらの事例を基に,チョウ目以外の害虫に対する交信攪乱法の実用性と課題を考察し,今後の展望を論議した。交信攪乱法が圃場スケールで実施できるか,あるいはその効果が望めるかは,対照害虫の生物的特性とそのフェロモンの化学特性に左右される。本稿で事例として取り上げた甲虫類やコナカイガラムシ類のフェロモンは,構造が多様なので,ガ類のフェロモンの様に体系的に合成することができないし,近縁種の情報から構造を推定することも難しい。これまで,ガ類以外の害虫の交信攪乱剤で商業的に成功した製剤はないが,人畜魚毒性がなく,残留性の問題もなく,天敵や花粉媒介虫などに対する影響もほとんどないので,環境調和型農業を目指す上で好ましい技術であることには間違いない。今後,より多くの分類群の害虫を対象とした交信攪乱法の研究の推進が望まれる。
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分類 (2件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  生物的防除 
引用文献 (74件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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