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J-GLOBAL ID：201702270149033877   整理番号：17A1810047

軌道技術 高頻度検測データに対応した軌道変位の局所的な急進箇所抽出・予測法

Methods for Detecting and Predicting Localized Rapidly Progressing Deterioration of Track Irregularity Based on the High Frequency Measured Data

著者 (5件)： 田中博文 (鉄道総合技術研) ,  山本修平 (鉄道総合技術研) ,  山本修平 (JR東日本) ,  大島崇史 (鉄道総合技術研) ,  三和雅史 (鉄道総合技術研)
資料名： 鉄道総研報告  (鉄道総合技術論文誌)
巻： 31  号： 12  ページ： 41-46  発行年： 2017年12月01日 
JST資料番号： X0700A  ISSN： 0914-2290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,高頻度に検測された軌道変位データを用いて,局所的な軌道変位の急進箇所を早期に把握し,適切な保守を可能とする方法を開発した。まず,従来の位置補正手法では難しかった波形レベルでの軌道変位進みを算出するために,相互相関法という新たな位置補正手法を開発した。そして,測定日の異なる検測データの差によって,軌道変位進みの大きな箇所を自動的に抽出する方法を開発した。さらに,相互相関法によって位置補正された軌道変位の履歴データに対し,ベイズの手法を適用して将来の軌道変位進みを予測する方法を開発した。最後に,これらの手法を実データに適用して,その有効性を確認した。

シソーラス用語： *鉄道軌道 ,  *鉄道線路 ,  *軌道狂い ,  *保線 ,  安全対策 ,  安全管理 ,  故障診断 ,  *故障点標定 ,  位置決め ,  Bayes推定 ,  予測技法 ,  測定精度 ,  性能評価 ,  実証実験
準シソーラス用語： *軌道変位 ,  劣化診断 ,  位置補正 ,  故障予測 ,  劣化予測

分類 (1件)： 保線,鉄道防災  (RC07050X)

引用文献 (5件)：

• 坪川洋友,矢澤英治,小木曽清高,南木聡明 : 車体装架型慣性正矢軌道検測装置の開発, 鉄道総研報告, Vol.26, No.2, pp.7-12, 2012
• 葛西亮平,西藤安隆,小松佳弘,小木曽清高,矢作秀之,小西俊之 : 線路設備モニタリング装置の概況と今後の方向性, JR EAST Technical Review, No.55, pp.21-24, 2016
• 佐野弘典,三和雅史,山口剛志,吉田尚史,矢坂健太,坂口和弘 : 高頻度検測データの軌道状態診断および保守計画策定への活用方法, 鉄道総研報告, Vol.29, No.8, pp.47-52, 2015
• 田中博文,山本修平,大島崇史,森忠夫,西藤安隆 : 相互相関法を応用した高頻度軌道検測データによる急進把握手法の開発, 鉄道工学シンポジウム論文集, Vol.21, pp.1-8, 2017
• 山本修平,三和雅史,田中博文,嘉嶋崇志 : 高頻度検測データの特性を考慮した軌道変位予測モデルの構築, 鉄道工学シンポジウム論文集, Vol.21, pp.9-16, 2017

タイトルに関連する用語 (5件)： 軌道 ,  頻度 ,  軌道変位 ,  箇所 ,  予測法