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J-GLOBAL ID:201702270616273661   整理番号:17A0814174

メタン生成のためのウシルーメン液によるリグノセルロース系バイオマスの前処理:細菌叢及び酵素活性分析

Pretreatment of lignocellulosic biomass by cattle rumen fluid for methane production: Bacterial flora and enzyme activity analysis
著者 (10件):
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巻: 123  号:ページ: 489-496  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: G0535B  ISSN: 1389-1723  CODEN: JBBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らは屠殺場廃棄物として処理されたウシルーメン液を用いたリグノセルロース系バイオマスのメタン発酵のための前処理法の開発を試みた。ルーメン液に溶解後に菜種(Brassica napus L.)をメタン発酵に添加すると未処理の菜種と比較してメタンが1.5倍多く生成した。MiSeq次世代シークエンサーを用いたルーメン液処理中の細菌叢の分析は,優勢な門が澱粉分解性Prevotella属からなるBacteroidetesからセルロース分解性及びキシラン分解性のRuminococcus属からなるFirmicutesにわずか6時間で移行したことを示した。検出した分類群のもっとも豊富な配列を調べたところ合計7種のセルロース分解性菌,25種のセロオリゴ糖分解性菌及び11種のキシラン分解性菌を検出した。セルロース分解性菌,セロオリゴ糖分解性菌及びキシラン分解性菌として知られる2種のRuminococcus属(Ruminococcus albusとR.flavefaciens)の相対存在量はセルロース及びヘミセルロース分解速度の増加とともに上昇し,最終的にはすべての操作的分類単位の48%を占めた。酵素活性の変化を経時的に観察したところ,セルロース溶解活性及びキシラン分解活性は6時間後に増加し,オリゴ糖溶解活性は24時間後に増加した。本研究ではルーメン液中ではほとんど報告されていないリグニン由来の芳香族化合物の分解に関与する6種の細菌を検出した。検出した細菌の構成は,芳香族化合物が安息香酸塩を経て酢酸塩へと変換されたことを示唆している。すべてのリグノセルロース分解候補をカバーする微生物リストはルーメン微生物に焦点をあてたこれからの研究のための基礎的知識を提供するものである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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