抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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本研究ではSorting k-Sets in Bins問題に対する貪欲アルゴリズムの理論的解析を行う。Sorting k-Sets in Bins問題とは,各ビンにk個の同じ番号のボールが入ったn個のビンが与えられる。ここで,i(≦i≦n)番目のビン内にあるボールはn-i+1の番号をもつボールが入っているものとする。このとき,隣合うビン内の2つのボールを交換する操作によって,i番目のビンには番号iの全てのボールが入るように整列を行う。この問題に対し,2015年にNagao,Seto,Teruyamaによって,(k+1)/4 n
2+O(k+n)の交換回数で整列できる貪欲アルゴリズムが示されている。また,彼らはk=3の場合に貪欲アルゴリズムは24/25 n
2+O(n)で整列を行うことを示している。本研究では,この解析を一般のkに拡張することで,貪欲アルゴリズムが(k
3+5k
26k+6)/(4(k+2)
2) n
2+O(n)回の交換回数でSorting k-Sets in Bins問題を解くことを示した。(著者抄録)