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J-GLOBAL ID:201702291927997573   整理番号:17A1367136

アセトンを用いる溶剤分別法から得られたやし油画分の特徴付け

Characterization of Coconut Oil Fractions Obtained from Solvent Fractionation Using Acetone
著者 (5件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 951-961(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0238A  ISSN: 1345-8957  CODEN: JOSOAP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,やし油(CNO)の溶媒分別法を研究することを目的とした。CNOの脂肪酸およびトリアシルグリセロールの組成,固体脂肪含量(SFC)および結晶化特性ならびに異なる条件での分別から得られた固体および液体画分を様々な技術により検討した。CNOをアセトン(1:1w/v)に溶解し,10°Cで0.5,1および2h,そして12°Cで2,3および6h,等温的に結晶化させた。固体画分は,炭素原子≦10の飽和脂肪酸の含有量が有意に低かったが,CNOおよび液体画分に関しては炭素原子数が>12の飽和脂肪酸含有量がかなり高かった。それらはまた,炭素数≧38の高融点トリアシルグリセロール分子種の含有量も高かった。このため,固体画分のDSC結晶化開始温度および結晶化ピーク温度は,CNOおよび液体画分よりも高かった。固体画分のSFC値は,12°C,2hで得られた画分が最も高いSFCを示し,体温直下の0%に達する前の全測定温度にわたってCNOよりも有意に高かった。それとは反対に,液体画分のSFC値はCNOよりも低かった。結晶化時間は固体画分に強い影響を示した。おそらくCNOは安定多形としてβ’-2をもつために,結晶多形構造に影響はなかった。固体画分のSFCの増加は,洗練された製菓用油脂のような特定の融解温度が望まれる食品用途において利用を見出すことができ,液体画分のSFCの減少は,延長された保管時間のあいだ有用であり,すぐれた低温安定性を与えるであろう。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (5件):
分類 (1件):
分類
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食用油脂,マーガリン 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (26件):
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