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J-GLOBAL ID:201802241890981425   整理番号:18A1376916

生物多様性協働フォーラム 2.関西の生物多様性の動向 関西広域連合による生物多様性政策の動向

Trends in the Biodiversity Policies of the Union of Kansai Governments
著者 (4件):
資料名:
号: 45  ページ: 9-19 (WEB ONLY)  発行年: 2018年02月 
JST資料番号: U1395A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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地域独特の豊かな文化や景観は,自然の恵みである生態系サービスの恩恵を受けながら受け継がれてきた。しかし近年,地域固有の生物多様性(生きもののにぎわい,つながり)に危機が迫っており,危機を食い止め,生態系サービスの維持・向上に努めることは,私たちが将来にわたって生存していくために必要不可欠である。関西広域連合では,「生物多様性の恵みを身近に感じる自然共生型社会」を2030年の目指すべき姿としている。この目標を達成するため,このたび関西地域における生物多様性に関するデータベースの共有化を行い,自然のつながりを重視し府県域を越えた広域的な視点で,生物多様性の保全上重要な地域を「関西の活かしたい自然エリア」として選定し,公表した。あわせて,生物多様性情報を誰でも扱いやすいように地図上に表示した集成図を作成し,ウェブサイト上で公開した。また,これまで行われていなかった生態系サービスの定量化を行うため,生態系サービスを4つの指標群(ストック指標,サプライ指標,デマンド指標,マネジメント指標)に分類し,相互の関係性を明らかにするとともに,各自治体の施策に活用できるよう,市町村単位での計算,見える化を試みた。これら以外にも,アライグマやヌートリアの防除マニュアルの作成といった外来種対策や増えすぎた在来種対策にも取り組んでいるところである。今後これらの成果が活用され,各自治体をはじめ,多様な主体によって生物多様性保全の取り組みが進められることが必要である。その結果,生物多様性から得られる恵みである生態系サービスが維持・向上され,将来にわたって享受できる自然共生型の社会が実現されることが望まれる。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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生物科学一般  ,  環境問題 
引用文献 (11件):
  • 関西広域連合(2016)広域環境保全局「関西の活かしたい自然エリア」http://www.kouiki-kansai.jp/contents.php?id=46
  • 関西広域連合(2017)広域環境保全局「関西の活かしたい自然エリア(冊子)」
  • 環境省(2014)「生物多様性国家戦略2012-2020 の実施状況の点検結果」(平成26年3月14日公表) http://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/initiatives/files/2013tenken.pdf
  • 三橋弘宗(2015)「生態系サービス指標の作成と活用」関西広域連合琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会(第7回)資料1-2
  • 環境省(2012)「生物多様性国家戦略2012-2020~豊かな自然共生社会の実現に向けたロードマップ~」(平成24年9月28日)
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