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J-GLOBAL ID：201802243783614077   整理番号：18A0827663

原子間力顕微鏡による水ネットワークの超高分解能観察

Atomic Force Microscopy Observation of Water Networks at Ultrahigh Resolution

著者 (2件)： 塩足亮隼 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  杉本宜昭 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 表面と真空  (Vacuum and Surface Science)
巻： 61  号： 4  ページ： 215-220(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0194B  ISSN： 2433-5835  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属表面に吸着した水分子は種々のH結合ネットワークに集合できる。個々の水分子の可視化は,表面上の濡れ過程を明らかにする最も短い経路の一つである。しかし,多くの場合,走査型トンネル顕微鏡(STM)画像のみにより,最初の水層における原子配置を同定することは困難である。本研究では,一酸化炭素により終端されたプローブチップを有する非接触原子間力顕微鏡(AFM)により,Cu(110)上の一次元水鎖を観察した。AFM画像における酸素骨格はSTMを超える高空間分解能で水鎖の局所構造を明らかにした。したがって,AFMは表面上の水集合体の特性化のための代替オプションである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *原子間力顕微鏡 ,  表面 ,  *吸着 ,  *水分子 ,  基板 ,  周波数変調 ,  一酸化炭素 ,  プローブ ,  *クラスタ分子 ,  可視化 ,  画像 ,  原子 ,  金属表面 ,  銅基板 ,  単結晶基板 ,  一次元鎖 ,  水クラスタ ,  酸素原子 ,  NC-AFM
準シソーラス用語： 非接触型原子間力顕微鏡 ,  探針

著者キーワード (8件)： 非接触原子間力顕微鏡 ,  超薄水膜 ,  Cu(110) ,  走査型トンネル顕微鏡法 ,  非接触原子間力顕微鏡 ,  超薄水膜 ,  Cu(110) ,  走査型トンネル顕微鏡法

分類 (2件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B)

引用文献 (31件)：

• 1) 有賀哲也 : 表面科学 35, 479 (2014).
• 2) A. Hodgson and S. Haq : Surf. Sci. Rep. 64, 381 (2009).
• 3) J. Carrasco, A. Hodgson and A.A. Michaelides : Nat. Mater. 11, 667 (2012).
• 4) S. Maier and M. Salmeron : Acc. Chem. Res. 48, 2783 (2015).
• 5) M. Morgenstern, T. Michely and G. Comsa : Phys. Rev. Lett. 77, 703 (1996).

タイトルに関連する用語 (4件)： 原子間力顕微鏡 ,  水 ,  高分解能 ,  観察