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J-GLOBAL ID：201802244554286462   整理番号：18A1981915

熊本地震による屋内運動場の構造被害

STRUCTURAL DAMAGE TO SCHOOL GYMNASIUMS DUE TO THE 2016 KUMAMOTO EARTHQUAKE

著者 (6件)： 石田孝徳 (東京工業大学科学技術創成研究院) ,  伊山潤 (東京大学大学院工学系研究科建築学専攻) ,  吉敷祥一 (東京工業大学科学技術創成研究院) ,  島田侑子 (千葉大学大学院工学研究院創成工学専攻) ,  山田哲 (東京工業大学科学技術創成研究院) ,  清家剛 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 24  号： 58  ページ： 1313-1318(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,2016年の熊本地震によって引き起こされた学校体育館に対する構造被害の被害調査結果を報告する。熊本県と大分県に建設された合計328棟の体育館を調査した。調査を行った体育館の55%は損傷が僅かであるか,損傷していなかったが,調査した体育館の17%は重度の損傷があった。重度に損傷した体育館の対部分において,柱脚又は鉄骨屋根接合部におけるコンクリートの端部破壊と同様に,鉛直ブレースの破壊が観察された。特に,鉄骨屋根接合部におけるコンクリートの端部破壊は,建設年代と耐震補強が行われたか否かに関わらず顕著であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  熊本県 ,  大分県 ,  *体育館 ,  *災害調査 ,  柱脚 ,  鋼構造 ,  屋根 ,  接合部 ,  ブレース ,  *耐震補強 ,  時期 ,  破壊 ,  *震災
準シソーラス用語： 2016年熊本地震 ,  学校体育館 ,  建築年代

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  金属構造  (RA04050W)

引用文献 (8件)：

• 1) 伊山潤, 松尾真太朗, 吉敷祥一, 石田孝徳, 東康二, 城戸將江, 岩下勉, 澤田樹一郎, 山田哲, 清家剛:熊本地震で被災した鉄骨造文教施設の被害調査の概要, 日本建築学会技術報告集, 第24巻, 第58号, pp.183-188, 2018.2
• 2) 日本建築防災協会:震災建築物の被災度区分判定基準および復旧技術指針(2015年改訂版), 2016.3
• 3) 山田哲, 伊山潤, 島田侑子, 松本由香, 長谷川隆, 清家剛, 中野達也, 吉敷祥一:東北地方太平洋沖地震および余震による学校体育館の構造被害, 日本建築学会技術報告集, 第20巻, 第44号, pp.133-138, 2014.2
• 4) 吉敷祥一, 齋藤諭, 山田哲:引張ブレースの残留面外変形に基づく損傷評価指標の構築に関する実験, 鋼構造年次論文報告集, 第20巻, pp.217-222, 2012.11
• 5) 日本建築学会:各種合成構造設計指針・同解説 第2版, 2010.11

タイトルに関連する用語 (3件)： 熊本地震 ,  屋内運動場 ,  被害