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J-GLOBAL ID:201802255909240826   整理番号:18A0318657

コーヒー粕からの抽出物の防氷核形成活性のキャラクタリゼーション

Characterization of Anti-Ice Nucleation Activity of the Extract from Coffee Refuse
著者 (5件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 205-211(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L3233A  ISSN: 1342-4815  CODEN: BISCFY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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5タイプの加工食品粕からの温水抽出物の防氷核形成活性である過冷却促進(SCF)活性を調べた。5温水抽出物間の最高活性をもつ抽出物はコーヒー粕であり,0.1mg/mlの最終濃度において1.50°CのSCF活性を示した。コーヒー粕の温水抽出物からのコーヒー粕抽出物は種々の多価フェノールを含み,MWCO10,000以下の限界濾過とエチルアセテートの溶媒画分により調整した。コーヒー粕抽出物の収率は乾燥コーヒー粕で0.9%(w/w)であった。1.0mg/mlの最終濃度におけるコーヒー粕抽出物のSCF活性は4.2°Cであった。この粕のHPLC分析により,コーヒーの主成分であるカフェインとクロロゲン酸が,それぞれ,173と62.3μg/mlであることを示した。しかし,両成分のSCF活性は(0.70と1.06°C)であり,これはフェルラ酸とクマル酸の3.40と2.35°Cより低かった。これはカフェインのSCF活性に関する最初の報告である。シュウ酸カルシウム,9-フルオレノン,および氷核生成細菌を含む種々の氷核に対するカフェインの特異性を試験した。1.0mg/mlの最終濃度におけるカフェインはシュウ酸カルシウムの氷核形成活性を阻害し,またヨウ化銀の同レベルにおけるPseudomonas fluorescens KUIN-1も阻害した。これらの結果から,この抽出物が野菜の霜害防除のために圃場に適用でき,また収穫した野菜も0°Cまたはそれ以下で未凍結貯蔵できることを示した。(翻訳著者抄録)
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アルカロイドし好飲料  ,  食品製造・加工・保蔵法一般 
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