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J-GLOBAL ID:201802260952813192   整理番号:18A0630310

イネ(Oryza sativa)の病原体感染及びホルモン処理に応答して誘発されたフェニルアミド類の蓄積

Induced phenylamide accumulation in response to pathogen infection and hormone treatment in rice (Oryza sativa)
著者 (6件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 407-416  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: G0021A  ISSN: 0916-8451  CODEN: BBBIEJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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イネは病原体の攻撃に応答してフェニルアミド類などのさまざまの特異的代謝産物を蓄積する。著者らは25種のフェニルアミドを調製して,液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析により多重反応モニタリングによりこれらの分析方法を開発した。著者らはCochliobolus miyabeanus及びXanthomonas oryzaeに感染したイネ葉中のフェニルアミド類を分析した。誘導したフェニルアミド類にはベンゾイルトリプタミン,シンナモイルセロトニン,p-クマロイルセロトニン,フェルロイルセロトニン及びベンゾイルセロトニン,シンナモイルチロミン,ベンゾイルチラミン,フェルロイルアグマチン及びフェルロイルプトレッシンが含まれた。フェニルアミド類のいくつかは,C.miyabeanus及びX.oryzaeに対して抗菌活性を示し,これらがフィトアレキシンであることを示した。ジャスモン酸,サリチル酸,6-ベンゾイルアミノプリン及びエテホンによる処理でもフェニルアミド類が蓄積した。誘導したアミド類の組成は使用した植物ホルモンに依存して変化し,シンナモイルトリプタミン,シンナモイルセロトニン及びシンナモイルチラミンは植物ホルモンによって誘導されなかった。これらの知見は,イネの病原体感染に対する応答におけるフェニルアミド類蓄積に数種の植物ホルモン及び追加因子が関連することを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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稲作  ,  菌類による植物病害 
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