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J-GLOBAL ID:201802264246751609   整理番号:18A0979517

日本の地域伝統的発酵食品 対馬の伝統発酵食品「せんだんご」の特徴

Japanese Traditional Fermented Foods Characteristics of the Traditional Fermented Food, Sendango of Tsushima
著者 (2件):
資料名:
巻: 223  号:ページ: 111-117  発行年: 2018年05月01日 
JST資料番号: S0046A  ISSN: 0919-9772  CODEN: FFIJER  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Sendango(せんだんご)は長崎県対馬の特徴的な伝統加工食品である。それはサツマイモを発酵させて作られる。Rokubee(ろくべえ)はせんだんごから作られる麺類のようなもので,他の種類の麺類に比較して特徴的なテクスチャーである。本稿では,せんだんごの加工とろくべえの特徴的なテクスチャーを紹介する。本研究者らは,せんだんごが約90%の澱粉で構成され,約6%が繊維に結合して凝集体を形成していることを見出した。さらに,澱粉粒の表面は粗くいくつかの窪みがあることから,発酵によるそれらの分解を確認した。せんだんごのアミロース比は高く,アミロペクチンが殆ど分解されていることが示唆された。さらに,せんだんごの澱粉性状が,それぞれ,糊化し難く老化しやすいので,澱粉ゲルは硬くて弾力性があるか,あるいは粘性がある特徴を有していることが示唆された。これらの特性はアミロペクチン鎖長の最外殻に存在する短鎖(AおよびB鎖)の特異的分解に起因していることが示された。さらに,テクスチャーに関連する菌叢を探索した。結果からは,ろくべえの特徴的なテクスチャーはP.echinulatumとP.expansumの特異的菌株の作用に起因したものであることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
分類
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食品の品質  ,  食品製造・加工・保蔵法一般  ,  粉製品  ,  澱粉  ,  野菜とその加工品 
引用文献 (14件):

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