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J-GLOBAL ID:201802276778285774   整理番号:18A0143215

オンコスタチンMはマウスにおける肝星細胞とマクロファージ間の協力を調節することにより肝線維症を引き起こす【Powered by NICT】

Oncostatin M causes liver fibrosis by regulating cooperation between hepatic stellate cells and macrophages in mice
著者 (9件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 296-312  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0889A  ISSN: 0270-9139  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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線維症は,損傷した組織に重要な創傷治癒過程であるが,過剰な線維症は慢性炎症患者でしばしば観察される。オンコスタチンM(OSM)はメタロプロテイナーゼ1(Timp1)発現の組織阻害剤を誘導することにより急性肝障害からの回復に重要な役割を果たすことが報告されているが,慢性肝損傷(CLI)におけるOSMの役割はまだ解明されていない。,OSMはCLI中のマクロファージ活性化を調節することにより強力な線維形成活性を発揮することを示した。OSM遺伝子の遺伝的アブレーションは慢性肝炎のマウスモデルにおける線維症を軽減した。逆に,流体力学的尾静脈注射(HTVi)による正常マウス肝臓におけるOSMの連続発現は肝細胞の壊死性損傷を伴わない重度の線維症を誘導し,OSMは肝炎後の肝線維症(LF)の基本的な過程に関与していることを示した。肝星細胞(HSC)と肝マクロファージ(HMs)の一次共培養では,OSMがHMs中の線維芽細胞増殖因子の発現,形質転換成長因子-βおよび血小板由来成長因子などをアップレギュレートし,HSCのTimp1発現を誘導し,肝臓へのコラーゲンの沈着のためのOSMの相乗的役割を示唆した。OSM HTViとOSMノックアウトマウスを用いた蛍光活性化細胞選別分析は骨髄由来単球/マクロファージは線維化促進性活性化のためのOSMに応答することを明らかにした。クロドロナートリポソームまたはケモカイン阻害剤の投与によるHMsの欠失または遮断はOSM誘発線維症を抑制した。【結論】OSMがHMsおよびHSCの表現型変化を調整することによってLFにおいて重要な役割を果たす。著者らのデータは,OSMがLFのための有望な治療標的であることを示唆した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の基礎医学  ,  消化器の疾患 
ライセンス情報:

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