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J-GLOBAL ID：201802284712142201   整理番号：18A0590351

箱根火山における活動活発化に連動した噴気組成(C/S比)の変化

著者 (3件)： 代田寧 (神奈川県温泉地学研) ,  大場武 (東海大 理) ,  谷口無我 (気象研)
資料名： 神奈川県温泉地学研究所報告  (Bulletin of the Hot Springs Research Institute of Kanagawa Prefecture)
巻： 49  ページ： 29-38  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： G0743A  ISSN： 0911-3703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2015年箱根火山噴気の連続測定で,火山ガス中C/S比(硫化水素と二酸化硫黄の合計濃度に対する二酸化炭素濃度の割合)の変化の報告と火山活動活発化時の活動予測。
・チタン製ロートを使い噴気孔から火山ガスを採取,検知管法と検証のため湿式分析でも分析。硫化水素に対し二酸化硫黄は少なく,C/S比はほぼ二酸化炭素と硫化水素の比。
・C/S比の推移は火山活動の活発化あるいは静穏化状況を反映,C/S比変化が火山活動活発化した後の推移予測に有効。

シソーラス用語： 火山 ,  神奈川県 ,  火山活動 ,  *噴火活動 ,  噴気孔 ,  *火山ガス ,  硫化水素 ,  二酸化硫黄 ,  二酸化炭素 ,  チタン ,  呈色反応 ,  湿式分析
準シソーラス用語： 検知管法 ,  箱根火山 ,  噴気

分類 (1件)： 対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P)

引用文献 (14件)：

• 代田寧・棚田俊收・丹保俊哉・伊東 博・原田昌武・萬年一剛 (2009) 2001年箱根群発地震活動に伴った傾斜変動と圧力源の時間変化, 火山, 54, 223-234.
• 代田 寧・板寺一洋 (2010) 2001年以後に箱根火山大涌谷北側斜面に現れた噴気中のガス組成等の時間変化, 温地研報告, 42, 49-56.
• 代田 寧 (2013) 箱根火山において2013年1月から発生した群発地震活動に伴う噴気ガス組成の時間変化, 温地研報告, 45, 29-34.
• Fournier R.O. (1999) Hydrothermal processes related to movement of fluid from plastic into brittle rock in the magmatic-epithermal environment, Econ. Geol., 94, 1193-1212.
• Giggenbach W. F. (1997) The origin and evolution of fluids in magmatic-hydrothermal systems, Geochemistry of Hydrothermal Ore Deposits, John Wiley and Sons, 737-796.

タイトルに関連する用語 (5件)： 箱根火山 ,  活動 ,  連動 ,  噴気 ,  組成