特許
J-GLOBAL ID:201803011478652582

高清浄鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 中前 富士男 ,  来田 義弘 ,  清井 洋平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-203435
公開番号(公開出願番号):特開2018-066030
出願日: 2016年10月17日
公開日(公表日): 2018年04月26日
要約:
【課題】従来よりもアルミナ介在物の個数を低減でき、特に粒径が20μm以下クラスのアルミナ介在物の個数を低減可能な高清浄鋼の製造方法を提供する。【解決手段】一次精錬を行った溶鋼を、出鋼工程での出鋼から取鍋精錬工程での撹拌処理を行う前までの間に、生石灰を投入すると共に、金属Al及び/又はこれを含むフラックスを添加して、スラグを改質処理し、スラグのT.Fe濃度とMnO濃度の合計を5質量%以下、溶鋼の溶存酸素濃度を10〜50ppmとした後、取鍋精錬工程で撹拌処理した溶鋼を、真空脱ガス工程で環流させて脱ガス処理し、10分以上静置した溶鋼を、受湯部14と排湯部15を連通する溶鋼流路17を形成した堰13が内部に設けられ、溶鋼流路17の受湯部14側の開口部19の受湯部14の底面22からの高さ位置を、受湯部14の溶鋼深さの0.2倍以下としたタンディッシュ10に注湯し、溶鋼流路17で誘導加熱する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
大気圧下で吹酸脱炭する一次精錬を行った溶鋼を、少なくとも出鋼工程、取鍋精錬工程、及び、真空脱ガス工程で順次処理して溶製した後、連続鋳造工程でタンディッシュに注湯して連続鋳造する高清浄鋼の製造方法において、 前記出鋼工程での溶鋼の出鋼から前記取鍋精錬工程で溶鋼の撹拌処理を行う前までの間に、溶鋼及びスラグのいずれか一方又は双方に生石灰を投入すると共に、金属アルミニウム及び金属アルミニウムを含むフラックスのいずれか一方又は双方を添加して、スラグを改質処理し、スラグのT.Fe濃度とMnO濃度の合計を5質量%以下、かつ、溶鋼の溶存酸素濃度を10ppm以上50ppm以下の範囲とした後、 前記取鍋精錬工程で溶鋼の前記撹拌処理を行い、前記真空脱ガス工程で溶鋼を環流させて脱ガス処理し、該脱ガス処理から前記連続鋳造工程で連続鋳造を開始するまでに10分以上静置して、 前記連続鋳造工程では、溶鋼を受け入れる受湯部と該溶鋼を連続鋳造する鋳型に注入する排湯部とに区切る堰が内部に設けられ、前記受湯部と前記排湯部を連通する1又は複数の溶鋼流路が前記堰に形成され、しかも、前記溶鋼流路の受湯部側に位置する開口部の前記受湯部の底面からの高さ位置を、前記受湯部の溶鋼深さの0.2倍以下とした前記タンディッシュに、前記脱ガス処理後に静置した溶鋼を注湯し、前記溶鋼流路を流れる溶鋼を誘導加熱することを特徴とする高清浄鋼の製造方法。
IPC (10件):
C21C 7/00 ,  C21C 5/46 ,  C21C 5/28 ,  C21C 7/04 ,  C21C 7/076 ,  C21C 7/06 ,  C21C 7/10 ,  B22D 11/10 ,  B22D 41/005 ,  B22D 1/00
FI (14件):
C21C7/00 B ,  C21C5/46 103E ,  C21C5/28 C ,  C21C7/00 H ,  C21C7/00 J ,  C21C7/04 B ,  C21C7/076 A ,  C21C7/06 ,  C21C7/10 S ,  B22D11/10 310D ,  B22D11/10 310G ,  B22D41/005 ,  B22D1/00 B ,  B22D1/00 K
Fターム (31件):
4E014AA01 ,  4K013AA07 ,  4K013BA08 ,  4K013BA14 ,  4K013CA01 ,  4K013CB02 ,  4K013CB06 ,  4K013CE05 ,  4K013CE09 ,  4K013CF13 ,  4K013DA03 ,  4K013DA09 ,  4K013DA10 ,  4K013DA12 ,  4K013DA13 ,  4K013EA03 ,  4K013EA19 ,  4K013FA02 ,  4K013FA05 ,  4K013FA13 ,  4K070AA10 ,  4K070AB04 ,  4K070AB17 ,  4K070AC02 ,  4K070AC14 ,  4K070AC24 ,  4K070EA01 ,  4K070EA02 ,  4K070EA04 ,  4K070EA15 ,  4K070EA19
引用特許:
出願人引用 (6件)
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