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J-GLOBAL ID:201902222477099583   整理番号:19A0604475

都市部の小規模樹林地に生息するニホンリスの樹林地間移動

Movement of the Japanese squirrel, Sciurus lis, between small forest patches in an urban landscape
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 227-235(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0375A  ISSN: 0385-437X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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小規模樹林地が点在する都市部では,一般的にニホンリス(Sciurus lis)の生息が困難とされているが,岩手県盛岡市の市街地では,1 ha未満の小規模樹林地でもニホンリスによる利用が確認されている.これらのニホンリスは樹林地間を行き来して個体群を維持している可能性が高いが,その移動を実証する研究例はない.本研究では,同市市街地に点在する小規模樹林地においてニホンリスの樹林地間の移動実態を把握するために,2016年5月から2017年11月にかけて計10頭のニホンリスを対象としたラジオ・テレメトリー法による追跡調査を行った.その結果,6頭のニホンリスによる計47回の樹林地間移動が確認された.これらの樹林地間移動のうち,回数が多かったのは果樹園を含む複数の土地利用によって分断されている樹林地間移動の21回,街路樹によって樹冠が連続している樹林地間移動の18回であり,果樹園を含む複数環境によって分断されている樹林地間では3個体,街路樹で繋がれている樹林地間では2個体の移動が確認された.一方,幹線道路を横断した移動は上記の5個体とは別の1個体のみによる5回の移動が確認され,他の土地利用で分断された樹林地間移動と比べて移動回数が少なかった.これらのことから,対象地ではニホンリスは複数の樹林地間を移動して生息しており,街路樹や果樹園がコリドーとして機能している一方で,幹線道路は移動障壁となっている可能性が示唆された.(著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (22件):
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