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J-GLOBAL ID：201902233682224000   整理番号：19A2028831

「レガシーデータ」を再利用してアカスジカスミカメの分布拡大メカニズムに迫る

著者 (1件)： 大澤剛士 (首都大学東京)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 73  号： 9  ページ： 549-555  発行年： 2019年09月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・既存のデータ(レガシーデータ)の再利用から得られた東北地方における稲作の重要害虫であるアカスジカスミカメ生息分布拡大の要因に関する知見の紹介。
・要因解析に使用したレガシーデータの概要。
・アカスジカスミカメの分布データを基にしたシミュレーションモデルを構築し解析した結果から,餌資源(イネ科やカヤツリグサ科植物)が繁茂している土地を生息場所や拡散経路として利用していることを推察。
・近年の気象変動の影響により,本種の年間世代数の増加と同時に多数の個体発生(発生の同調性)することがアカスジカスミカメの生息分布拡大に寄与している可能性を示唆。

シソーラス用語： 東北地方 ,  *カスミカメムシ科 ,  *生息分布 ,  生物移動 ,  シミュレーションモデル ,  資源 ,  イネ科 ,  カヤツリグサ科 ,  経路 ,  気候変動 ,  個体発生 ,  再利用 ,  同時性 ,  栽培 ,  *アカスジカスミカメ ,  移動分散 ,  稲作 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： イネ科植物 ,  データ再利用 ,  餌資源 ,  拡散経路 ,  気象変動 ,  同調性

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

引用文献 (31件)：

• CAMERON, S. A. et al. (2011): Proc. Natl. Acad. Sci. USA 108 : 662-667.
• CAMPBELL GRANT E. H. et al. (2010): ibid. 107: 6936-6940.
• 樋口博也 (2010): 日本応用動物昆虫学会誌 54: 171~188.
• HOBERN, D. et al. (2013): Global Biodiversity Informatics Outlook, GBIF Secretariat, Kopenhagen, 41pp.
• ISHIGOOKA, Y. et al. (2011): J. Agric. Meteorol. 67 : 209-224.

タイトルに関連する用語 (5件)： 再利用 ,  アカスジカスミカメ ,  分布 ,  拡大 ,  メカニズム