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J-GLOBAL ID:201902237747193300   整理番号:19A2931746

自動搾乳システムを用いた酪農場での搾乳特性と乳中遊離脂肪酸濃度の関係

The relationship between the concertation of free fatty acid in bulk tank milk and milking traits in a commercial dairy farm that uses an automatic milking system
著者 (7件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 1-7(J-STAGE)  発行年: 2019年03月25日 
JST資料番号: X0059A  ISSN: 1880-2133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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我国の酪農場では,自動搾乳システムの導入が,現在,活発となっている。自動搾乳システム導入に際して,脂肪分解臭(ランシッド)発生が懸念されている。本研究では,自動搾乳システムでの搾乳回数や搾乳間隔時間などの搾乳特性とバルク乳の遊離脂肪酸濃度との関係を検討した。自動搾乳システムにて乳牛を飼養している1戸の酪農場にて,2016年6月から2017年7月までの,10期間(7日間/期)の搾乳履歴およびバルク乳の遊離脂肪酸(FFA)値を記録した。酪農場での平均飼養頭数は96頭であり,調査期間中の平均産次は2.0~2.2の範囲に,泌乳日数は160~205日の範囲にあった。1頭当たりの平均乳量は38.4~44.7kg/日,搾乳回数は3.2~3.9回/日の範囲にあった。また,バルク乳中のFFA値は0.87~1.36mmol/100gFatの範囲にあった。乳中FFA値と有意(P<0.05)な相関があるのは,間隔時間が6時間未満の割合,1回当たりの搾乳量,1回当たりの搾乳量が8kgおよび10kg未満での搾乳頻度であった。特に,8kg未満の搾乳頻度とバルク乳中のFFA値の間で,高い相関係数が得られた。得られた回帰式から,バルク乳のFFA値が1.0mmol/100gFat以下であるためには,8kg未満での搾乳頻度が8.7%以下である必要があり,これは180回/日の搾乳では16回以下である必要があることを示していた。乳中FFA値と平均搾乳回数の間には,基準を危険率10%としても有意な相関関係は認められなかった。これらのことから,ランシッド発生の危険性を示すFFA値の指標には,単なる牛群の平均搾乳回数よりも,関連性の高い1回当たりの搾乳量が8kg未満での搾乳頻度を用いるべきであると考えた。(著者抄録)
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分類 (3件):
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原乳の品質と処理  ,  飼養管理  ,  牛 
引用文献 (14件):
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