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J-GLOBAL ID：202002212476005031   整理番号：20A0600122

津波瓦礫の堆積量とその分布の簡易評価手法に関する検討

DEVELOPMENT OF SIMPLIFIED EVALUATION METHOD FOR TSUNAMI DEBRIS THICKNESS AND ITS DISTRIBUTION

著者 (4件)： 今井健太郎 (海洋研究開発機構 海域地震火山部門) ,  橋本隆司 ((株)日本海コンサルタント) ,  澁江柾哲 (株式会社朝日工業社) ,  増田達男 (金沢工業大学)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_427-I_432(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,津波火災予測手法の確立を目指し,津波火災の延焼を助長する因子のひとつである津波瓦礫に焦点を定め,津波瓦礫の堆積量とその集積分布の簡易評価手法の構築を行った.対象地域は岩手県三陸沿岸(山田町,大槌町,大船渡市)における1m分解能のDSMから木造家屋由来の津波瓦礫を抽出し,津波瓦礫の堆積量とその集積分布に関わる影響因子について検討を行った.その結果,津波瓦礫の堆積量とその集積分布は浸水域の形状,地形勾配,建物存在有無,遡上距離と浸水深に影響が認められた.これらの影響因子に基づいて,津波瓦礫の集積確率とその堆積量に関する簡易的な評価手法の構築を行った.本評価手法を利用することで,従来の津波氾濫解析や建物被害予測などの従来手法を拡張利用することで津波瓦礫の集積分布とその堆積量を評価することが可能となった.(著者抄録)

シソーラス用語： 津波 ,  *津波堆積物 ,  堆積量 ,  建設廃棄物 ,  数学モデル ,  集積 ,  地域 ,  浸水 ,  水位 ,  津波遡上 ,  瓦礫 ,  浸水域 ,  浸水深
準シソーラス用語： DSM

著者キーワード (4件)： tsunami ,  debris ,  tsunami fire ,  simplified prediction method

分類 (1件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (14件)：

• 1) 総務省消防庁:平成25年3月26日 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)(第147報)(オンライン),http://www.fdma.go.jp/bn/higaihou/pdf/jishin/147.pdf,参照2019-05-16.
• 2) 廣井悠,山田常圭,坂本憲昭:東日本大震災における津波火災の調査概要,地域安全学会論文集,18,161-168,2012.
• 3) 今津雄吾,野竹宏彰,北後明彦,今村文彦:東日本大震災で発生した津波火災における地形的影響の考察と津波火災危険度指標の提案,自然災害科学,Vol. 33,No. 2,pp. 127-143,2014.
• 4) 今津雄吾,野竹宏彰,関澤愛,山本治貴:東北地方太平洋沖地震時の津波瓦礫分布調査に基づく局所的津波火災リスク判定手法,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,I_1615-I_1620,2016.
• 5) 山本治貴,関澤愛,今津雄吾,野竹宏彰:東北地方太平洋沖地震時の津波火災事例に基づく延焼発生確率と延焼面積に関する回帰モデルの開発に関する研究,日本火災学会論文集,67(2),57-67,2017.

タイトルに関連する用語 (6件)： 津波 ,  瓦礫 ,  堆積量 ,  分布 ,  簡易 ,  評価手法