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J-GLOBAL ID：202002214919588759   整理番号：20A0513710

有機薄膜太陽電池を母材とした可視光応答光触媒

Visible Light Photocatalyst prepared from Active Organic Photovoltaic Cell

著者 (8件)： 長井圭治 (東京工大) ,  桑原貴之 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  AHMAD Mohd Fairus (東京工大) ,  中野正浩 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  辛川誠 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  當摩哲也 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  高橋光信 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  阿部敏之 (弘前大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 389(OME2019 59-64)  ページ： 5-8  発行年： 2020年01月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機薄膜太陽電池は軽量,フレキシブル,大量生産性,元素戦略などの利点から実用化が期待されており,また太陽光からのエネルギー変換効率も着実に向上している.太陽電池の性能が高まるにつれて,直接的に化学エネルギーに変換する光触媒に対する期待が高まりつつある.有機薄膜太陽電池の活性層は電極と接触しなくても光照射により,酸化還元力を発現する.汚れの分解,消臭・脱臭,抗菌・殺菌,有害物質の除去などのいわゆる環境浄化型光触媒の形では,高効率に働くことが実証されて,実用応用の検討が進んでいる.電気化学的なバイアス存在下では水の水素と酸素への分解も実証されている.その一方で光触媒として用いる際の最適化構造が異なってくる点も明らかとなってきた.例えば,表面電位をケルビンプローブフォース顕微鏡を用いて検証することにより,電極と平行方向に電位を局在化できることが見いだされた.こうした知見を用いて,新しい有機半導体可視光触媒のデザインを提案する.(著者抄録)

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *光触媒 ,  母材 ,  活性層 ,  酸化還元反応 ,  公害対策 ,  浄化 ,  構造最適化 ,  光電気化学 ,  力顕微鏡
準シソーラス用語： *有機薄膜太陽電池 ,  *可視光触媒 ,  環境浄化 ,  Kelvinプローブフォース顕微鏡

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  光化学一般  (CB08010U)

引用文献 (16件)：

• T. Kuwabara, H. Sugiyama, M. Kuzuba, T. Yamaguchi, K. Takahashi, Org. Electron., 11(6), 1136-40, Jun. 2010.
• T. Kuwabara, K. Yano, K. Takahashi, D. Son, K. Marumoto, J. Phys. Chem. C, 119, 5274-87, Feb. 2015.
• K. Nagai, T. Kuwabara, M. F. Ahmad, M. Nakano, M. Karakawa, T. Taima, K. Takahashi, Chem. Commun., 55 (83), 12491-494, Oct. 2019.
• T. Abe, M. Ichikawa, T. Hikage, S. Kakuta, K. Nagai, Chem. Phys. Lett., 549, 77-81, Oct. 2012.
• T. Abe, S. Miyakushi, K. Nagai, T. Norimatsu, Phys. Chem. Chem. Phys., 10, 1562, 2008.

タイトルに関連する用語 (4件)： 有機薄膜太陽電池 ,  母材 ,  光応答 ,  光触媒