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J-GLOBAL ID：202002220014062174   整理番号：20A0367463

ベンゾオキサジン樹脂系耐熱性ポリマーアロイの進歩

Progress of Benzoxazine-based Heat Resistant Polymer Alloy

著者 (3件)： 古川信之 (佐世保工高専) ,  市瀬英明 (長崎県工技セ) ,  竹市力 (豊橋技科大)
資料名： ネットワークポリマー論文集  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 41  号： 1  ページ： 18-25  発行年： 2020年01月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 2433-3786  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ベンゾオキサジン環を有する熱硬化性樹脂は,加熱により開環架橋反応が進行し,ネットワーク構造を形成する。これらは,耐熱性,低硬化収縮性,等のさまざまな優れた特性を有することが報告されている。しかしながら,ベンゾオキサジン樹脂単独では,高い硬化温度(200°C以上)が必要なこと,硬化反応過程で分解ガス(イミン誘導体)が発生すること,可とう性に劣ること等の理由で,実用材料としての利用は限定的であった。近年,ベンゾオキサジンの反応過程が詳細に解明され,開環重合を促進する優れた触媒も開発されている。本稿では,二官能性ベンゾオキサジン樹脂の機械的特性や耐熱性向上等を図るためのベンゾオキサジン系ポリマーアロイについて概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸素複素環化合物 ,  *窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  熱硬化性プラスチック ,  ネットワーク構造 ,  反応機構 ,  開環重合 ,  *機械的性質 ,  耐熱性 ,  *ポリマアロイ ,  *耐熱性高分子 ,  ポリシロキサン ,  ニトリルゴム ,  ポリイミド ,  耐熱性プラスチック ,  *ベンゾオキサジン類 ,  *性質
準シソーラス用語： *ベンゾオキサジン誘導体 ,  熱硬化性樹脂 ,  機械的特性 ,  ブタジエンアクリロニトリルゴム

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  フェノール系樹脂  (YH07030X)

引用文献 (45件)：

• 1)T. Takeichi and N. Furukawa,“Epoxy Resins and Phenol-Formaldehyde Resins,” Comprehensive Polymer Science, 2nd Ed., Volume 5, Polycondensation and Polyaddition, Elsevier(2012) .
• 2)X. Ning and H. Ishida, P. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 32, 1121-1129(1994) .
• 3) 竹市 力,小宮 巌,高山雄二,強化プラスチック,43,109(1997) .
• 4)H. Ishida and Y. Rodringuez, Polymer, 36(16) , 3151 -3158(1995) .
• 5)H Ishida and H. Y. Low, Macromolecules, 30, 1099- 1106(1997) . 10.1021/ma960539a

タイトルに関連する用語 (2件)： 耐熱性ポリマー ,  アロイ