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J-GLOBAL ID：202002248384516134   整理番号：20A0946871

交流陽極酸化を用いたアルミナ積層皮膜の形成とその機能化

Fabrication of functional laminated-alumina films via ac anodization

著者 (1件)： 瀬川浩代 (物質・材料研究機構)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 70  号： 4  ページ： 160-166  発行年： 2020年04月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・交流電解を用いることで直流電解では形成できない積層アルミナ皮膜が形成できるが,本稿では,積層アルミナ皮膜の形成メカニズムの検討,貝殻の真珠層の構造色の発現と機械特性の評価・改善,層間へのNiの挿入について概説。
・アノード反応時に形成したアルミナ皮膜がカソード反応で発生した水素により剥離し,新たに酸化されてアルミナが形成する過程を繰り返して,積層アルミナ皮膜が形成。
・真珠層は高い光沢性と靭性を特徴とするが,硫酸浴,シュウ酸浴を用いることで1層の膜厚が厚くなって構造由来の構造色が発現。
・交流電解積層アルミナ皮膜を用いて硫酸ニッケルめっき浴中で電解めっきを行い,アルミナ層間にNiOを挿入して機械特性が向上。

シソーラス用語： アルミニウム ,  酸化アルミニウム ,  陽極酸化処理 ,  *交流 ,  積層構造 ,  貝殻 ,  真珠 ,  発色 ,  アルミナ ,  光沢 ,  靱性 ,  インターカレーション ,  酸化ニッケル ,  電解液 ,  機構 ,  押込硬さ
準シソーラス用語： *陽極酸化アルミナ ,  交流電解 ,  真珠層 ,  *構造色 ,  光沢性 ,  層間化合物形成 ,  形成機構

分類 (1件)： 化成処理  (WC08050J)

引用文献 (31件)：

• 1) S. Z. Chu, K. Wada, S. Inoue, M. Isogai, Y. Katsuta and A. Yasumori: J. Electrochem. Soc., 153 (2006), B384-B391.
• 2) 阿相英孝,小野幸子:表面技術,65(2014),406-413.
• 3) 益田秀樹,柳下 崇,近藤敏彰:表面技術,65(2014),414-419.
• 4) W. Lee and S. -J. Park: Chem. Rev., 114 (2014), 7487-7556.
• 5) 山口 裕:軽金属,59(2009),204-215.

タイトルに関連する用語 (4件)： 交流 ,  陽極酸化 ,  アルミナ ,  皮膜