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J-GLOBAL ID:202002249162390626   整理番号:20A2753679

最小可聴値の影響を考慮した純音性可聴度の算出方法に関する検討

Calculation method for tonal audibility considering the effect of normal hearing thresholds
著者 (3件):
資料名:
巻: 76  号: 12  ページ: 696-699  発行年: 2020年12月01日 
JST資料番号: G0162A  ISSN: 0369-4232  CODEN: NIOGAH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・純音性成分を含む騒音の評価において,その純音性を適切に評価するため聴感評価実験及び純音性の評価指標である純音性可聴度(TA)に関する考察を行い次の結果を獲得。
・静穏環境を想定した純音性騒音の聴感評価実験では,純音周波数による煩わしさに差異がみられ,基本雑音25dB及び屋外雑音30dBに40,50Hzの低周波数純音の付加条件で煩わしさの評価値が相対的に低下。
・上記の差異は純音性可聴度の算出において純音の最小可聴値が考慮されないことが一要因と考えられ,Lochnerらによるマスクされた純音のラウドネスに関する理論を参考。
・理論から,最小可聴値を生理的バックグラウンドノイズとみなしてマスキング成分に算入する算出方法を提案。
・提案手法利用で,40Hz等の低周波数純音の条件でTAの値が低減し,純音性成分近傍の音圧レベルが最小可聴値と比べて高い条件では,最小可聴値による補正項の寄与が小さく,従来の算出方法での指標値と概ね一致。
・この指標を用いて実験結果を整理したところ,周波数によるばらつきが改善。
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分類 (1件):
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音響測定 
引用文献 (14件):
  • [1] 消費者安全調査委員会, “消費者安全法第23条1項に基づく事故等原因調査報告書家庭用ヒートポンプ給湯器から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生したとの申出事案” (2014).
  • [2] 環境省, “風力発電施設から発生する騒音に関する指針” (2017).
  • [3] IEC 61400-11:2012 Windturbines - Part 11: Acoustic noise measurement techniques (2012).
  • [4] ISO/PAS 20065:2016 Acoustics - Objective method for assessing the audibility of tones in noise - Engineering method (2016).
  • [5] 橘 秀樹, “諸外国における風車騒音に関するガイドライン,” 音響学会誌, 71, 198-205 (2015).
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