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J-GLOBAL ID：202002262983752694   整理番号：20A1501791

三軸繰返し荷重作用時の砂や各種改良しらす土の挙動と基準化累積損失エネルギーによる評価

Dissipated energy verification on silica sand and volcanic sandy ash soil Shirasu with chemical grouting and compaction under triaxial cyclic behavior

著者 (1件)： 清原雄康 (八戸工業高等専門学校・産業システム工学科 環境都市・建築デザインコース)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 15  号： 1  ページ： 15-24(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繰返し三軸試験により,砂や火山灰質土であるしらす土,不飽和化を施した砂やしらす土,突固めやセメント改良,薬液改良などのしらす改良土の繰返しせん断挙動の把握を行ってきた。そのサイクリックモビリティーをもとに計算した基準化累積損失エネルギーの普通砂としらす土との比較,応力履歴,繰返し後の排水条件,飽和度の違いによる比較,対策工間の繰返しエネルギーに対しての耐液状化性能比較を定量的に行った。しらす土は軸差応力を大きくすると比較的小さいエネルギーで液状化に至る傾向が顕著だった。不飽和土,改良土は粘り強さが増し,所定の片振幅ひずみや液状化に至るまでに要するエネルギーは増大した。液状化しない土に対して,所定の片振幅ひずみ発生までに要するエネルギーにより,概ね性能評価出来ることが分かった。また,試料土の液状化強度とエネルギーとの対応関係を把握した。(著者抄録)

シソーラス用語： *液状化 ,  *エネルギー損失 ,  累積 ,  三軸圧縮試験 ,  繰返し試験 ,  *火山灰土 ,  不飽和土 ,  強度 ,  ソイルセメント ,  しらす ,  土締固め ,  飽和度 ,  地盤改良 ,  性能評価 ,  耐性 ,  液状化強度 ,  繰返し三軸試験

著者キーワード (10件)： 繰返し三軸試験 ,  液状化 ,  火山灰質土 ,  不飽和土 ,  地盤改良 ,  cyclic triaxial test ,  liquefaction ,  volcanic soil ,  unsaturated soil ,  ground improvement

分類 (1件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (14件)：

• 1) 清原雄康:セメント改良と突固めによる二戸しらすの液状化強度向上効果と土水連成コードによる挙動予測, 地盤工学ジャーナル Vol.12, No.2, pp.235-244, 2017.
• 2) 東日本大震災合同調査報告書編集委員会:東日本大震災合同調査報告-共通編3地盤災害-, pp.86-88, 2014.
• 3) 清原雄康:飽和・不飽和二戸しらすの液状化強度および変形特性試験, 土木学会論文集C, Vol.72, No.3, pp. 196-203, 2016.
• 4) 國生剛治:地震地盤動力学の基礎-エネルギー的視点を含めて-, 鹿島出版会, pp.267-270, 2014.
• 5) 風間基樹, 河合正, 金鍾官, 富田真之:累積損失エネルギーに基づく土の液状化抵抗評価の現行の液状化強度に対する優位性, 第52回地盤工学研究発表会, pp.1521-1522, 2017.

タイトルに関連する用語 (10件)： 三軸 ,  繰返し荷重 ,  砂 ,  土 ,  挙動 ,  基準化 ,  累積 ,  損失 ,  エネルギー ,  評価