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J-GLOBAL ID：202002278389279225   整理番号：20A0603718

化学合成による既存添加物の定量用標品および内部標準物質の供給に関する研究

著者 (1件)： 出水庸介 (医薬品食品衛生研)
資料名： 日本食品化学研究振興財団研究成果報告書  (Annual Report. Japan Food Chemical Research Foundation)
号： 25  ページ： 9-15  発行年： 2019年12月25日 
JST資料番号： L5492A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・既存添加物の規格試験設定,並びに簡便且つ精確な規格試験法の確立を目指して,標題の研究を実施。
・すなわち,従来の分析化学の手法では含量規格の設定が難しかった,リコペン及びクルクミンの合成経路,並びにクロシン合成のためのモデル反応用化合物の合成について,以下を報告。
・1)化合物1(収率17%)から化合物2(収率10%)を経て,最終的にリコペン(収率6.2%)を合成する合成経路を開発。
・2)バニリンを出発物質とするクルクミン(収率28%)の合成経路を開発。
・3)立体特異的なクロシン合成のためのモデル反応を設定し,トリエンアルデヒドを出発原料としてクロシン前駆体のクロセチンを合成する合成法を開発。

シソーラス用語： *化学合成 ,  食品添加物 ,  *標準物質 ,  試験 ,  分析化学 ,  反応 ,  反応経路 ,  立体特異性反応 ,  アルデヒド ,  求核試薬 ,  陽子磁気共鳴 ,  LC-MS分析 ,  *カロチノイド ,  前駆体 ,  食用着色料 ,  合成中間体 ,  脂肪族炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  共役ジエン ,  ジエン ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル ,  エノン ,  ジケトン ,  脂肪族カルボン酸 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  脂肪族アミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  第二アミン ,  芳香族アルデヒド
準シソーラス用語： *内部標準物質 ,  規格試験 ,  モデル反応 ,  合成経路 ,  立体特異的合成 ,  アルデヒド類 ,  求核種 ,  1H-NMR ,  LC/MS ,  *カロチノイド類 ,  食用色素

分類 (5件)： 食品添加剤  (FJ10020H) ,  有機化学反応一般  (CF02010Q) ,  カロチノイド,その他のテルペノイド  (CF10025Z) ,  分析化学一般  (CC02010H) ,  技術の標準化・規格  (YA01060T)

物質索引 (6件)： リコペン ,  クルクミン ,  クロシン ,  クロセチン ,  トリエン ,  バニリン

引用文献 (3件)：

• Davis S, Mandabi A, Uzi S, Aharoni A, Meijler M: ACS Chem. Biol., 2018; 13, 247-252.
• Hanessian S, Saavedra O M., Mascitti V, Marterer W, Oehrlein R, Mak C-P: Tetrahedron, 2001; 57, 3267-3280.
• Matsuo K, Nishikawa K, Shindo M: Tetrahedron Lett., 2011; 52, 5866-5692.

タイトルに関連する用語 (5件)： 化学合成 ,  添加物 ,  定量 ,  内部標準物質 ,  研究