文献
J-GLOBAL ID:202002278393491700   整理番号:20A0027299

N822KまたはV560G変異キット活性化は白血病細胞におけるゴルジ装置の脂質ラフトで優先的に生じる【JST・京大機械翻訳】

N822K- or V560G-mutated KIT activation preferentially occurs in lipid rafts of the Golgi apparatus in leukemia cells
著者 (16件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-15  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7050A  ISSN: 1478-811X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
キットチロシンキナーゼは肥満細胞,Cajalの間質細胞,造血細胞に発現する。恒久的に活性なKIT変異は,これらの宿主細胞を腫瘍形成に導き,肥満細胞白血病(MCL),胃腸間質腫瘍(GIST)および急性骨髄性白血病(AML)のような疾患に至る。最近,著者らは,MCLにおいて,突然変異(D816V,ヒト;D814Y,マウス)を有するKITが,それが発癌性シグナル伝達を開始することができるエンドリソソーム(EL)にトラフィックすることを報告した。一方,GISTにおけるKITD814Yを含むKIT変異体はゴルジ上に蓄積し,下流で活性化される。N822Kのようなキット変異は,コア結合因子-AML(CBF-AML)患者の30%で見出されている。しかし,突然変異体がチロシンでリン酸化され,下流分子を活性化するかどうかは不明のままである。さらに,MCLにおけるKITD816V以外のKIT突然変異体がEL上でシグナルできるかどうかは不明である。著者らは,KITがこれらの細胞においてシグナルを伝達し,細胞内輸送の阻害を用いて突然変異体に対するシグナルプラットフォームを調べるために,Kasumi-1(KITN822K,AML),SKNO-1(KITN822K,AML)およびHMC-1.1(KITV560G,MCL)のような白血病細胞株を用いた。AML細胞系において,KITN822KはELに異常に局在する。生合成後,KITはゴルジを介して細胞表面に輸送し,そのキナーゼ活性に依存してエンドサイトーシスを介してELに直ちに移動する。しかしながら,リン酸化イメージングの結果は,KITがゴルジ上で優先的に活性化されることを示す。実際に,BFA/M-COPAによるゴルジへのKITN822K移動の遮断は,AKT,ERKおよびSTAT5のようなKIT下流分子の活性化を阻害し,KITシグナリングがゴルジ上で生じることを示した。さらに,ゴルジにおける脂質ラフトはKITシグナル伝達において役割を果たしている。興味あることに,HMC-1.1におけるKITV560Gは,Kasumi-1においてKITN822Kと同様に下流で下流に活性化した。AMLにおいて,KITN822KはELに誤って局在する。しかしながら,著者らの知見は,変異体が白血病細胞においてゴルジの脂質ラフト上でリン酸化シグナルを伝達することを示唆する。予想外に,MCLにおけるKITV560GシグナルプラットフォームはAMLにおけるKITN822Kのそれと類似している。これらの観察は,KIT変異体の病原性役割と他の突然変異体分子のそれに対する新しい洞察を提供する。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般 
引用文献 (77件):

前のページに戻る