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J-GLOBAL ID：202002281278312161   整理番号：20A2753183

蛍光体材料の最前線(後編)Mn⁴⁺賦活酸化物蛍光体の発光効率向上に向けた新しい材料開発ガイドライン

Guideline of Material Development for Enhancement of Luminescent Efficiency in Mn⁴⁺-Activated Oxide Phosphors

著者 (2件)： 長谷川拓哉 (Tohoku Univ.) ,  YIN Shu (Tohoku Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 55  号： 12  ページ： 880-884  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Mn⁴⁺賦活酸化物蛍光体における発光効率の向上のための設計指針について述べ,発光機構と消光機構,Mnの酸化状態の決定などについて解説。
・K₂SiF₆:Mn⁴⁺及びNa₂SiF₆:Mn⁴⁺蛍光体を例として発光原理,バンド構造を考慮した消光過程などを説明。
・Mnの酸化状態が発光効率を決める要因であり,Li₂TiO₃:Mn⁴⁺蛍光体の実効Mn⁴⁺濃度と発光効率,酸素雰囲気下でのアニーリング処理による発光効率の向上などを紹介。
・XANES解析によるMn酸化数の定量化から,実効濃度評価によって低価数のMnが発光を阻害していることを示し,酸化状態制御の重要性を指摘。

シソーラス用語： *蛍光体 ,  *マンガン化合物 ,  金属イオン ,  活性化 ,  発光 ,  消光 ,  *酸化数 ,  原子価 ,  フッ化物 ,  ケイ素化合物 ,  カリウム化合物 ,  ナトリウム化合物 ,  バンド構造 ,  リチウム化合物 ,  *チタン酸塩 ,  雰囲気 ,  酸素 ,  焼なまし ,  エネルギー変換効率 ,  XANES
準シソーラス用語： マンガンイオン ,  発光効率

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (17件)：

• K. Uheda, N. Hirosaki, Y. Yamamoto, A. Naito, T. Nakajima and H. Yamamoto, Electrochem. Solid-State Lett., 9, 22-25 (2006).
• Y. Tanabe and S. Sugano, J. Phys. Soc. Japan, 9, 753-766 (1954).
• 蛍光体同学会,Ed.,蛍光体ハンドブック,オーム社,1987.
• T. Takahashi and S. Adachi, J. Electrochem. Soc., 155, E183 (2008).
• H.-D. Nguyen, C. C. Lin, M.-H. Fang and R.-S. Liu, J. Mater. Chem. C, 2, 10268-10272 (2014).

タイトルに関連する用語 (6件)： 蛍光体 ,  賦活 ,  酸化物 ,  発光効率 ,  開発 ,  ガイドライン