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J-GLOBAL ID：202002288083237838   整理番号：20A0600202

消波工の断面変形とうねり性波浪が堤体への作用波圧に及ぼす影響

INFLUENCE OF DEFORMATION OF WAVE DISSIPATING WORKS AND LONG PERIOD SWELL ON WAVE PRESSURE ACTING ON CAISSON BREAKWATER

著者 (3件)： 太田隆夫 (鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  高砂伸平 (加古川市役所 建設部) ,  KIM Sooyoul (鳥取大学 工学研究科社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_907-I_912(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,消波ブロック被覆堤の消波工を対象に,断面変形量に対応したモデル断面を用い,うねり性波浪の条件を含む波を作用させて防波堤前面における波圧を計測する実験を行い,断面変形とうねり性波浪が作用波圧・波力に及ぼす影響を評価した.さらに,実験結果を用いて,ニューラルネットワークに基づく水平波力の予測モデルを構築し,その適用性を検討した.消波工の断面変形が大きくなると,作用する波圧・波力が大きく増加し,また,うねり性波浪程度に周期が長くなると,設計波周期の場合よりも小さな入射(沖波)波高で同程度の水平波力を生じる可能性のあることが示された.構築したモデルによる水平波力の予測結果は,実験結果に対して±30%の誤差範囲にほぼ収まっており,ニューラルネットワークによる予測モデルの適用性が確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *消波工 ,  *変形 ,  うねり ,  波浪 ,  防波堤 ,  *波圧 ,  波力 ,  予測モデル ,  ニューラルネットワーク ,  長波【流体波】 ,  水理模型実験 ,  *断面変形 ,  モデル
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  消波ブロック被覆堤 ,  長周期波【流体波】 ,  堤体

著者キーワード (5件)： wave-dissipating works ,  damage progression ,  long period swell ,  wave pressure ,  artificial neural network

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (6件)：

• 1) 平石哲也,平山克也,加島寛章,春尾和人,宮里一郎 : 偶発波浪荷重による被害例とその特性,海岸工学論文集,第55巻,pp. 981-985, 2008.
• 2) 平山克也,永井栄,渡邉孝,高山知司,仲井圭二,石本健治 : 日本海沿岸での偶発波浪の設定に関する考察,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 69, No. 2, pp. I_86-I_90, 2013.
• 3) 高嶋宏,坪川将丈,遠藤敏雄,高橋康弘,宇都宮好博,松藤絵理子 : うねり性波浪を考慮した設計沖波算定手法について,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 71, No. 2, pp. I_91-I_96, 2015.
• 4) 松藤絵理子,高山知司,宮田正史,平山克也,河合弘泰,鈴木善光,宇都宮好博,福永勇介 : うねり性波浪を考慮した設計波の設定法について,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 73, No. 2, pp. I_1153-I_1158, 2017.
• 5) 河村裕之,太田隆夫,松見吉晴,権守真也 : 消波工の断面変形に伴う性能変化と性能予測モデルについて,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 73, No. 2, pp. I_937-I_942, 2017.

タイトルに関連する用語 (6件)： 消波工 ,  断面変形 ,  うねり ,  波浪 ,  堤体 ,  波圧