特許
J-GLOBAL ID:202003019030018105

数値制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-201370
公開番号(公開出願番号):特開2020-067921
出願日: 2018年10月26日
公開日(公表日): 2020年04月30日
要約:
【課題】ワークを加工するサイクルタイムが、ワーク又は工具を惰走させることにより増大するのを抑制できる数値制御装置を提供する。【解決手段】数値制御装置のCPUは、切削加工を終えた工具を上方へ早送りするZ軸上昇早送り処理と、早送りしている工具を減速させて停止させるZ軸減速処理と、停止した工具を逆送させるZ軸逆走処理と、切削加工を終えたテーブルを退避させるXY軸移動処理とを実行する。CPU31は、第一時間が第二時間よりも大きくなる所定条件が成立するか否かを判断する(S37)。第一時間は、Z軸減速処理の開始時機から、Z軸の逆走処理の終了時機までの所要時間である。第二時間は、Z軸減速処理の開始時機から、XY軸移動処理の終了時機までの所要時間である。所定条件が成立する時(S37:YES)、CPU31は、XY軸移動処理よりも先に(S49)、Z軸減速処理を開始する(S45)。【選択図】図5
請求項(抜粋):
第一送りモータと、前記第一送りモータとは異なる第二送りモータとを備える工作機械の前記第一送りモータによって移動する工具又はワークの復帰位置を含む第一位置決め指令と、前記第二送りモータによって前記工具又は前記ワークを所望の位置へ位置決めする第二位置決め指令とを含む加工プログラムに基づいて、前記第一送りモータと前記第二送りモータの夫々に指令し、前記工具で前記ワークを加工する制御部と、 前記工具と前記ワークの位置関係を示す情報を出力する位置情報出力部とを備え、 前記制御部は 前記第一送りモータを制御して、前記工具又は前記ワークを、前記復帰位置に向けて、前記第一位置決め指令に基づく速度で減速することなく移動する第一移動制御部と、 前記第一移動制御部によって移動する前記工具又は前記ワークが第一位置に到達したことを示す情報である到達情報を前記位置情報出力部が出力した時、前記第一送りモータを制御して所定減速度で前記工具又は前記ワークを減速し、且つ前記第二位置決め指令に基づき前記第二送りモータを制御し、前記工具又は前記ワークの移動を開始する第二移動制御部と、 前記第二移動制御部による前記第一送りモータの駆動により前記復帰位置を超えて停止した前記工具又は前記ワークを、停止した位置から前記復帰位置までの距離である惰走距離、前記第一送りモータを制御して逆走させ、前記復帰位置で停止する逆走制御部とを備える数値制御装置において、 前記第二移動制御部が、前記第一移動制御部によって移動している前記工具又は前記ワークに対して減速を開始させた場合の開始時機から、前記逆走制御部による逆走が完了するまでの所要時間である第一時間が、前記開始時機から、前記第二移動制御部による制御によって前記工具又は前記ワークが前記所望の位置で停止するまでの所要時間である第二時間以上となる所定条件が成立するか否かを、前記第一移動制御部による制御時に判断する判断部と、 前記所定条件が成立すると前記判断部が判断した時、前記第一送りモータを制御して前記所定減速度で前記工具又は前記ワークを減速する第三移動制御部と、 前記第三移動制御部による制御開始後、前記位置情報出力部が前記到達情報を出力した時、前記第二位置決め指令に基づき前記第二送りモータを制御し、前記工具又は前記ワークの移動を開始する第四移動制御部と を備え、 前記第二移動制御部は、前記所定条件が成立しないと前記判断部が判断した時、且つ前記位置情報出力部が前記到達情報を出力した時に、前記第一送りモータと前記第二送りモータを制御することを特徴とする数値制御装置。
IPC (1件):
G05B 19/416
FI (1件):
G05B19/416 W
Fターム (7件):
3C269AB03 ,  3C269AB04 ,  3C269BB05 ,  3C269CC02 ,  3C269EF03 ,  3C269HH05 ,  3C269MN13
引用特許:
出願人引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る