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J-GLOBAL ID：202102224556142655   整理番号：21A0137863

小型玉軸受の振動上昇損傷に及ぼす回転方向変化の影響

Effect of Direction Change of Rotation to Rise of Vibration in Small Ball Bearings

著者 (4件)： 野口昭治 (東京理科大学理工学部) ,  金田徹 (関東学院大学理工学部理工学科機械学系) ,  宮永宜典 (関東学院大学理工学部理工学科機械学系) ,  堀田智哉 (関東学院大学理工学部理工学科機械学系)
資料名： 設計工学(Web)  (Journal of Japan Society for Design Engineering (Web))
巻： 55  号： 11  ページ： 681-690(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0886A  ISSN： 2188-9023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 転がり軸受は様々な機械で使用されている。一般に,回転速度は運転状況に応じて変化し,疲労寿命は平均回転速度を用いて計算する。さらに,CWとCCWの回転が短時間に繰返される意図的な最終用途がある。このような最終用途では,回転方向が変わると回転速度がゼロになるため,潤滑油膜が形成されない瞬間が存在する。回転方向が繰返し変化する場合は,回転方向が変化しない場合に比べて,摩耗や振動の上昇が起こりやすいと考えられる。しかし,回転方向が繰返し変化する使用条件での振動の上昇に関する研究は非常に少ない。そのため,本研究では,耐久試験で小型玉軸受の振動を測定することにより,振動の上昇に対する回転方向の繰返し変化の影響を扱った。その結果,回転方向を変化させる際の加速度を大きくするほど軸受の振動は増加し,軌道面の走行跡が際立つことが明らかになった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *玉軸受 ,  小型 ,  *振動 ,  故障 ,  方向 ,  回転 ,  疲れ寿命 ,  周期変化 ,  回転数 ,  潤滑膜 ,  耐久試験 ,  振動測定 ,  角加速度 ,  走行軌跡 ,  摩耗 ,  振動励起
準シソーラス用語： 回転速度 ,  *回転方向 ,  機械的損傷

著者キーワード (10件)： 小型玉軸受 ,  回転方向 ,  回転加速 ,  振動増加 ,  摩耗 ,  小型玉軸受 ,  回転方向 ,  回転加速 ,  振動増加 ,  摩耗

分類 (1件)： 軸受  (QB01020W)

引用文献 (16件)：

• 1) 岡本純三,中山景次,佐藤昌夫:トライボロジー入門,幸書房,(1990),110.
• 2) 矢野昭彦,野田善友,秋山陽,渡邊直太,藤墳哲:スラスト玉軸受に用いる潤滑グリースの耐フレッチング性評価に関する研究-ASTM D4170 試験とインパクト試験の比較-,トライボロジスト,54,1 (2009),64.
• 3) 丸山泰右,齋藤剛:油およびグリース潤滑下におけるフレッチング摩耗防止メカニズムの違い,トライボロジスト,56,12 (2011),788.
• 4) 野口昭治,松尾和昭,吉川悟史,野木高:転動体の公転を利用した玉軸受のフレッチング防止に関する研究,日本機械学会論文集(C編),77,779 (2011),2894.
• 5) 野口昭治,金田徹,宮永宜典,堀田智哉, 淺田誠司:小型玉軸受の損傷に及ぼすラジアル方向外部振動の影響(第1 報,10 m/s²までのラジアル振動を与えた場合),設計工学,52,4 (2016),229.

タイトルに関連する用語 (3件)： 玉軸受 ,  損傷 ,  回転方向