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J-GLOBAL ID:202102277676244566   整理番号:21A0084799

茶葉由来セルロースナノファイバーの作製と塗工布の消臭性能

Preparation of Green Tea-Derived Cellulose Nanofibers and Deodorizing Performance of its Coated Fabrics
著者 (4件):
資料名:
巻: 71  号: 10  ページ: 657-665(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0763A  ISSN: 0913-5227  CODEN: NKGAEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年, セルロースナノファイバー (CNF) は様々な角度から研究が進められており, CNFは様々なセルロース由来の植物系材料から作製することができる. しかしながら, 衣料分野では未だCNFの活用は進んでいない. 本研究では, CNFを利用した布の新しい機能加工法の提案を目的とし, 緑茶由来CNF塗工布を作製して, その物性及び消臭性能を評価した. 緑茶由来CNFは, 静岡県産緑茶の茶葉から2種類の物理的解繊方法により作製した. また, 木材パルプ由来の物理的解繊CNF及びTEMPO酸化CNFによる塗工布も作製し, 物性及び消臭性能の比較を行った. 同じ解繊条件では, 緑茶由来のCNFの方が広葉樹漂白クラフトパルプ (LBKP) 由来のCNFよりも細かく解繊され, 繊維径が細くなった. CNFを塗工することで綿布の糸間の空隙が覆われ, 白布に比べてエアバリア性が上昇した. CNFの繊維長が長いほど布上に膜状に定着するようになり, LBKP由来のCNF塗工布はエアバリア性が大きく向上した. 消臭性能は, 緑茶由来CNF塗工布のみアンモニアに対して高い消臭性能を示し, 消臭後一定期間放置すると, 繰り返し消臭性能を示すこと, 洗濯後も消臭性能は持続することを確認した. 緑茶に含まれる成分とアンモニアとの水素結合によるものと考えられる. 茶殻からCNFを作製してもアンモニアに対する消臭性能が期待され, 本研究成果は廃棄物の有効利用にもつながる.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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半合成・合成繊維  ,  材料学 
引用文献 (13件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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