研課題
J-GLOBAL ID:202104000254802306  研究課題コード:7700007941

高精度と高出力を両立するリバース式差動回転直動変換機構の実用化

実施期間:2005 - 2005
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 大学院自然科学研究科産業創成工学専攻 )
研究概要:
本課題の目的は,考案した「リバース式差動機構」を用いて,回転運動を直線運動へ変換する際の高位置決め精度と高荷重出力の両立を,複雑な部品を用いることなく安価に実現することである. 回転直動変換法については古くから多種多様な機構が考案され,多くの装置類において主要な機械要素として用いられている.しかしながら,加工分野における近年の加速的な高精度化や,マイクロマシンに代表される機械装置の小型化等に対して,従来の回転直動変換機構が適しているとは言い難い.金属のマイクロ塑性加工を例にとれば,被加工面積に対して要求される加工力の比が通常の塑性加工品の十倍以上に達する一方で,一般的な機械要素の強度は寸法の二乗に対して逆比例的に低下することから,従来の機構を適用することに限界が見えつつある.このような観点から,今後さらに高精度化や小型化を推進する新たな機械構造の開発が極めて重要課題になることは必然である.本課題で実用化を目指す回転直動変換法は,容易な部品構成にて要求性能を発揮する新規メカニズムとして期待される.
タイトルに関連する用語 (4件):
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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