研課題
J-GLOBAL ID:202104004617942585
研究課題コード:12102446
有害物質応答性細菌を活用した医療環境中抗がん剤の迅速検出技術の開発
実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 大学院生命体工学研究科, 准教授 )
研究概要:
本研究開発では、筆者が保持している「有害物応答性細菌を活用したバイオアッセイ法」を利用して、医療従事者の長期暴露が懸念されている抗がん剤をアッセイし、新しいシーズを見出すことであった。結果として、試験した抗がん剤のうち、フルオロウラシルに対しては高い感度で検出できることが明らかとなったが、その他の抗がん剤(主にDNAに作用する種類)に対する感度は良好ではなかった。今後の展開として、最終的には、医療現場の環境中の抗がん剤の汚染度合を網羅的かつ簡易・迅速に検査できるバイオアッセイ法の確立が求められるので、今回の研究成果をもとに、次なる課題を解決できるバイオアッセイ法の改良に取り組む予定である。
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