研課題
J-GLOBAL ID:202104009754570484  研究課題コード:11101935

コート膜に分相を誘起した有機無機ナノハイブリッド体による高硬度、高柔軟性、高密着性ハードコートの開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学(系)研究科(研究院), 教授 )
研究概要:
当該研究開発のコンセプトは、コート膜表面側に硬度の高いシリカネットワーク相、プラスチックス基板側に有機高分子相が傾斜的に分相された構造を形成することにより、プラスチック基板に特段の処理を施すことなく、一液コートによって、コート膜の硬度、柔軟性、プラスチックス基板への密着性に優れたコート膜を得ることである。密着性、柔軟性については、プラスチック基板とのπ電子相互作用に基づく分相によって目標値を達成できた。硬度については、第三成分のアルコキシドの添加によって目標とする鉛筆硬度4H以上が達成できた。今後は、密着性と硬度を目標レベルまで両立させたコート膜の開発を進めていく予定である。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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