研課題
J-GLOBAL ID:202104013898367451  研究課題コード:11101572

内皮細胞特異的RhoGEFを標的分子とした次世代血管新生阻害薬の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 医学研究科, 特命助教 )
研究概要:
本研究開発課題では、血管内皮細胞に特異的に発現するVE-RhoGEFの機能を明らかにし、次世代血管新生阻害薬の標的分子となり得る可能性を検証した。培養血管内皮細胞では、VE-RhoGEFはVEGFシグナルの下流で低分子量GTP結合蛋白質Cdc42を活性化するとともにRhoJを不活化し、細胞内アクチン線維の重合を促進することが明らかとなった。さらに、VE-RhoGEFノックアウトマウスでは、網膜新生血管の伸長が遅滞するために、網膜血管の総量が減少することが明らかとなった。これらの成果については特許を出願中であるが、今後さらに、VE-RhoGEFの機能を阻害するリード化合物の探索を進め、次世代血管新生阻害薬の開発につなげる。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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